なぜ12月は「交通事故」増える? 1年で最も多い次期のワケ… ドライバーが取るべき対策とは
冬に注意するべき「場所」はどこ? 見晴らしが良い意外な場所が危険?
前述のように12月は気候的要因によって事故が発生しやすく、事故を防止する対策が必要です。
具体的には、スリップ事故対策としてスピードを出し過ぎないこと、早めに冬用タイヤに履き替えること、スリップしやすい危険箇所を把握することなどが挙げられます。
沖縄県を除く各都道府県の道路交通規則では、積雪や凍結によって滑るおそれがある道路においてはスノータイヤやチェーンなど滑り止めの措置を講じることがドライバーに義務付けられており、これを怠ると「公安委員会遵守事項違反」という交通違反に当たります。
冬用タイヤを装着したからといって全くスリップしないワケではありませんが、積雪・凍結する地域では装着が必須といえるでしょう。
また橋の上やトンネルの出入口、樹木で日陰になっている道路などは一見何もないような路面でも凍結によりスリップしやすいため、スピードを落として注意しながら走行する必要があります。
そして冬は日の入りが早いことを考慮して、夕方の早い時間からクルマのライトを点灯することも重要です。
対向車がいない場合にはハイビームを活用し、道路の先の歩行者やクルマを見逃さないようにしましょう。
※ ※ ※
12月は気候的要因に加え、仕事納めや帰省シーズンなどで慌ただしい時期でもあり、忙しさ・焦りといった気持ちの面が運転に影響する可能性も考えられます。
疲れているときや考えごとをしているときなどは注意力が散漫になるおそれがあるため、適度な休息を取りつつ運転に集中することが肝要です。
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