いまや「個室仕様」も! 究極の移動体験で注目される「高速バス」 新幹線や飛行機よりも快適なの?
シェル型シート+カノピーで圧倒的個室感を実現した凄いシートとは?
2023年に入ってからは、さらに進化した2種類のシートが登場しました。
シェル型のパーテーションに大型のフードを加えて、圧倒的個室感を実現しているのが「ドーム」です。
夜間走行時は、眠りの邪魔にならず、周囲のスマホの光も気にならない青色の間接照明を点灯します。
「プライム」は、リラックスをさらに進化させた4列シートです。頭部を覆うフードが約1.5倍に広がっていたり、夜間に青色の間接照明が点灯したりと快適性をアップしています。
こうした独自の座席シートを搭載するウィラーエクスプレスは、幅広い年代の利用者からの反響も上々です。
例えば、ラクシアを利用した30代の女性からは、「夜行バスは怖くないと自信を持って勧められる」という声。
また、「初めてバスで熟睡でき、途中休憩でも外に出なかった」という40代男性もみられます。
リボーンの利用者からは、ファーストクラスのような乗り心地、夜行バスの印象がとてもよくなったといった感想が寄せられています。

このように様々なシートレイアウトを展開していますが、そもそもどのようなきっかけで運行を始めたのでしょうか。
事業を展開するWILLER EXPRESS株式会社の担当者は次のように話します。
「WILLERでは、高速バスや鉄道などの移動サービスにITマーケティングシステムを導入し、移動に新たな価値を創造してきた実績があります。
WILLERというと高速長距離バスの交通事業者、運行会社のイメージが強いかもしれません。
もともと社長の村瀬(「瀬」は旧字体)がやりたかったのは『世界中のみんながどこにでも行ける移動サービス』でした。これまでも、これからの事業も、その想いは変わりません。
起業時は、日本の課題だと考えた都市間移動からスタートしました。当時の長距離移動手段といえば新幹線や飛行機などでしたが、若い人でも気軽に移動できる安価な手段がなかったのです。
また、東京や大阪などと空港や新幹線の駅がない地域との移動に課題があると感じ、これが高速バスの事業につながっています」
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高速バスは、新幹線や飛行機と比べても快適さは劣らないといえそうです。
料金が安い点も魅力であり、いちど実際に乗車してわくわくするのもいいかもしれません。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。






















