トヨタ「新ランクルプラド」実車初展示! 斬新「次世代素材」を初採用 アウトドアメーカーと組んだカスタムモデルとは

コーデバイによるトヨタ「ランドクルーザープラド」のコンセプトカー「コ―デバイ・ランドクルーザープラドNEWSCAPE」が、ジャパンモビリティショー2023に展示されていました。どのようなモデルなのでしょうか。

ノースフェイス×スパイバーとコラボ!

 2023年10月25日から11月5日まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)で「ジャパンモビリティショー2023」が開催されました。キャンピングカーエリアには、トヨタ「ランドクルーザープラド」をベースにしたCORDE by(コーデバイ)のコンセプトカーが出展されていましたが、どのようなモデルなのでしょうか。

次世代繊維素材を採用した「ランドクルーザープラド NEWSCAPEコンセプト」
次世代繊維素材を採用した「ランドクルーザープラド NEWSCAPEコンセプト」

 コーデバイは、トヨタ・コニック・プロが展開するカスタム中古車のブランドです。

 今回参考出展した「コ―デバイ・ランドクルーザープラドNEWSCAPE」は、ランドクルーザープラド(2018年式、TXグレード)をベースにしており、世界的アウトドアメーカー「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」と、山形県のバイオベンチャー「Spiber(スパイバー)」がコラボしています。

 このモデルの特徴について、コーデバイの担当者は次のように説明します。

「このモデルは、『新しいタンパク質を探す旅に使うクルマ』というストーリー性のコンセプトを持った1台です。

 なかでも山形県にある繊維を作るスパイバーとコラボし、座席にはタンパク質で作られた素材が採用されています」

 スパイバーが開発したタンパク質素材の「Brewed Protein」は、植物由来の糖を使い、独自の微生物発酵技術を用いて製造されています。今回、この次世代の繊維が世界で初めてインテリア素材の一部に採用されました。

 このほか、ボディカラーには淡い色味のメルドグレーが採用されており、都会はもちろん、自然の中を走る時も違和感のないカラーリングとなっています。

 JMS2023での反響について、前出の担当者は次のように話します。

「キャンピングカーエリアは比較的男性が多いですが、アースカラーをまとうプラドには女性も多く見に来られています」

 コーデバイは、今回参考出展されたモデルのほか、「プリウス」や「シエンタ」など、様々なトヨタ車のスタイルドカーを提案しています。来場者の反応について、次のように説明します。

「やっと最近お客さんから支持が集まってきたというところです。支持を集めているのは30代、40代のご家庭の方からが一番多いです。

 例えばお父さんはイカツめのクルマが好きで、けれど収入的に2台持ちは難しいといったときに折衷案として選んでいただくということがあります。

 ランドクルーザーが好きだけど外装色はアース系といったように、奥さんも乗っていて違和感のない色にしようと決めたりなど。イケイケなカスタムではなく実用的でメーカー保証も付いているので、入門のクルマとして選んでもらいやすいというところもポイントです」

※ ※ ※

 実際にJMS2023では、アースカラーをまとったランドクルーザープラドのアウトドア仕様に目を光らせるユーザーの様子がうかがえました。

 なお、今回のモデルは発売未定ですが、今後の情報は、コーデバイのウェブサイトやインスタグラムに掲載されるとのことです。

【画像】「えっ…カッコいい!」これが世界初公開の「プラド」です(66枚)

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