クルマの「先進運転支援システム」本当に必要?「ACCはめちゃ便利!」の声も! 頼りすぎはNGなワケ
便利な先進運転支援システムも結局は「使う人次第」
昨今のヘッドライトには、先行車や対向車等を検知し自動的にハイビームとロービームを切り替えたり、ハンドルやウインカーなどの操作に応じ照射方向を変えて進行方向を明るくする先進的な装備が備わります。
これらは「アダプティブヘッドライト」などと呼ばれますが、都市部よりも地方で使用されることが多いようで、「暗い道ですごく助かる」という意見が多いのが特徴。「一度使ったら手離せない」といった賛辞も少なくありません。
一方で、構造が複雑になってしまうことがあることから「バルブ交換がやりづらい」や「適合しない社外バルブがある」などDIY派からは不満があがっています。
「高度駐車支援」はセンサーを利用して駐車をアシストしてくれるもので、駐車が苦手という人に重宝される機能です。
駐車スペースにクルマを収めるようにハンドル操作をサポートしてくれるだけでなく、車種によってはアクセルやブレーキ、シフト操作まで自動制御してくれるものもあります。
自動であっても「小さめの障害物を検知しなくて慌てて自分でブレーキを踏みました」という体験談もあるように、完全にお任せするのは禁物。「あれば便利だけど……」という意見が多いようです。
「交通標識認識機能」は一時停止や最高速度など道路標識をクルマが検知しドライバーに知らせるシステムです。多くはメーター内のディスプレイに表示されますが、ヘッドアップディスプレイの普及でフロントガラスに投影されるものもあります。
「歳をとって目のピント調整が遅くなったのもあって交通標識認識機能には助けられています」という好意的な意見もありますが、天候や標識の状態などで読み取りミスもあるため「ちょっと煩わしい」と感じる声も少なくありません。
ドライバーから見えづらい車両後方の死角領域をレーダーセンサーやカメラで監視し、車両などの障害物が近づいた場合にブザーやインジケーターの点灯あるいは点滅で警告してくれるのが「ブラインドスポットモニター」です。主に車線変更の際の判断をサポートしてくれます。
これについては「役に立った」という意見もありますが、それ以上に多いのが「ミラーをしっかり見ないで車線変更するドライバーはミラー内の死角モニターのインジケーターも見てないからあんまり意味がないのかも」という他車サイドからの批判です。
SNSには死角モニターのインジケーターが点灯しているのに急な車線変更をしているクルマを録画したドラレコ映像が、たびたび投稿されています。
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先進運転支援システムはだいぶ「使える」ことが分かりましたが、まだまだ進化の途中、メーカーや車種、世代によって名称はもちろん機能の内容や精度に差があり、その点は注意が必要です。
そして、先進運転支援システムは自動運転とは異なり、あくまでもドライバーをサポートするもので運転の主体はドライバーです。
事故をおこせば当然ドライバーの責任になるので、あまり過信せず、注意義務の履行がおろそかにならないようにしましょう。
車線内をふらつくというのは、レーンキープの性能が低いから。