高速料金が安くなる! 「普通のETC」よりもメリット多い?意外と知らない「2.0」とは
まだまだ普及が進んでいない「ETC2.0」だがメリットは多い
また、ETC2.0ではデータを双方向でやりとりすることができることから、経路情報の配信以外にも、急ブレーキ箇所や走行速度などの走行データを収集して、交通安全対策の立案や実施に役立てられています。
さらに、交通情報や走行データの送受信以外にも、ETC2.0車のみが利用できる仕組みがあります。
ひとつは「ETC2.0割引」で、圏央道を利用する際に、従来のETCでは出発地と目的地が同じであれば、どのルートを経由しても同一料金ですが、ETC2.0車の場合は圏央道の料金水準が約2割引きになります。
ほかにも、ICからの距離が2km以内にある全国の29か所の道の駅を対象に、高速道路から一時退出が可能です。
これはSAやPAなど休憩施設の間隔が概ね25km以上となるエリアに設定されており、2時間以内に同じICから再進入した場合には、高速道路を降りずに利用した料金のままで通行できるという仕組みです。
SA・PAのないエリアでも、近隣の道の駅で休憩したり、ガソリンスタンドで給油ができるため安心です。
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ETC2.0の利用率は2023年7月時点で31%と、ETC利用台数の約3分の1に止まっています。
しかし、渋滞・規制情報や災害情報などの運転支援情報がリアルタイムに受信できるほか、高速道路利用料金の割引や近隣の道の駅への一時退出が可能になるなど、メリットも多くあります。
クルマを新しく買う時や、カーナビやETC車載器の買い替えをする際には、ETC2.0対応の車載器購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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