2023年10月27日、韓国の自動車メーカー「起亜自動車（KIA）」は、5mを超えるミニバン「カーニバル」の新たなマイナーチェンジモデルのエクステリアを初公開。パワートレインなどの詳細も一部公開されました。

　カーニバルは、1990年代後半に登場した後席にスライドドアを備えるミニバンです。

現行モデルは2020年に登場した4代目で、ボディサイズは全長5155mm×全幅2295mm×全高1739mmと全長5mを超える大型車両であり、最大4列シート・11名乗りの設定があります。

　そして今回、外観などが公開されたのは、この4代目のマイナーチェンジモデルで、起亜のブランドデザイン哲学「Opposites United」に基づく「Modern Boldness」コンセプトに沿った改良が行われています。

　フロントフェイスには、垂直方向に伸びるヘッドランプとのデイタイムランニングライトを装備。加えて、シンプルながら洗練された印象のスキッドプレート風デザインが組み合わされたフロントバンパーが採用されています。

　足元には、新デザインのアロイホイールを装備し、頑丈で力強い印象を強調しています。

　リアでは、ナンバープレートの位置を下に移動。広くてすっきりしたテールゲートを実現し、車幅いっぱいに広がる「スターマップリアコンビネーションランプ」を採用して、フロント部分との統一感を持たせました。

　パワートレインのラインナップには、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンに加え、1.6リッターターボエンジン＋モーターのハイブリッドを追加。またボディカラーも追加設定するといいます。

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　現在のカーニバルには、3列または4列のシート設定があり、7名、8名、11名の3種類の乗車定員が存在します。

　また、7人乗りのカーニバルには、2列目にリクライニング式の「プレミアム・リラクゼーション・シート」を採用。飛行機の「ビジネスクラス」のように、背もたれ・アームレスト、レッグレストが調整可能な豪華なシートです。

　今回のプレスリリースでは、まだ新型カーニバルの外観など限られた情報しか公開されていませんが、これらの設定はそのまま継承されると思われます。

　起亜は新型カーニバルについて「カーニバルは、ファミリー層に特化した商品性で独特の地位を長く守ってきたモデルです。翌月（2023年11月）に合わせてさらなる詳細情報と価格を公開する予定です」としています。