斬新ドア採用のトヨタ次世代「SUVミニバン」を世界初公開! 車中泊も可能な新「クロスバンギア」の狙いとは
ミニバンの大空間を「停車時」にも活用!
そしてクロスバン ギアは内装の仕立ても注目されます。
「まず、フロア部分が前から後ろまでフラットで、そこにロングスライドレールを配することで、多彩なシートアレンジが可能な点が最大の特徴です」
その狙いについて担当者は「ミニバンの大空間を移動中だけでなく、停まっている時にも活用したいという狙いがあった」と話します。
また、回転シートなどを活用することで心地よく過ごして欲しいとし、アレンジ次第では「車中泊」も可能だとしています。
床は汚れても拭きとれる素材で、明るい内装色で開放感を高めながらチャックでシートカバーを着脱可能な仕様とし、洗濯もしやすい仕様にしています。
一方インパネのレイアウトはできるだけ低くシンプルなものとし、ユーザーに自由にアレンジしてもらうことを考えているといいます。
インパネやCピラー(スライドドア後ろの柱部分)にはスリットを設け、ナビの取り付けや給電機能、空調の吹き出し口など、自分好みの仕様をつくる仕掛けを用意しています。
なおトヨタ車体ではJMS2023開催にあわせ、クロスバン ギアを紹介する動画を公開しました。
そこにはクロスバン ギアとベースを共有した姉妹モデルとして「クロスバン コア」と「クロスバン ツール」の2モデルも同時に登場し、3つのシリーズがラインナップされていることが確認できます。
クロスバン コアは“クロスバン”シリーズの中核(コア)となるモデルで、プレーンなスタイルとしています。
クロスバン ツールは積載性を重視したモデルで、動画では助手席シートを前倒しして自転車を積み込む様子が紹介されています。
このように多くの検討が進められている様子から見ても、クロスバンシリーズの市販が現実のものとなることも大いにありそうです。
※ ※ ※
クロスバン ギアは、10月28日から一般公開を開始し11月5日まで開催されるJMS2023のトヨタ車体ブースに出展されます。
前出の担当者も「来場者の皆さんの意見が聞きたいです」と話していましたが、トヨタ車体ブースにそうした熱い要望の声が寄せられれば、今後につながる大きな後押しとなるかもしれません。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。