「アルファード」…じゃない!? 新型ミニバン「デンザD9」日本初公開! 人気のBYDモデル“上陸”なるか

BYDオートジャパンが、大型ミニバン「DENZA(デンツァ) D9」を「ジャパンモビリティショー2023」で日本初公開しました。

メルセデスと共同開発

 BYDオートジャパンは2023年10月25日、大型ミニバン「DENZA(デンザ) D9」を「ジャパンモビリティショー2023(JMS2023)」で日本初公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。

BYDの大型ミニバン「デンザD9」
BYDの大型ミニバン「デンザD9」

 DENZAは、BYDとメルセデス・ベンツの合弁会社が中国で展開するハイエンドサブブランドです。

 このDENZAブランドのD9は、2022年8月に発売し、2023年10月までの中国での累計販売台数は10万台を超えるといいます。

 ボディサイズは全長5250mm×全幅1960mm×全高1920mm、ホイールベース3110mm。パワートレインは、プラグインハイブリッド(PHEV)とバッテリーEV(電気自動車)の2種類です。

 PHEVモデルは、1.5リッター直列4気筒ターボエンジンと出力170kWのモーター(四駆グレードは後ろに45kWモーターを追加)を組み合わせています。

 航続距離はNEDC方式で945km(二駆上位グレードは1040km、四駆グレードは970km)。上位グレードは電気のみで190kmの走行も可能です。

 BEVモデルは、航続距離が620km(四駆はCLTC方式で600km)です。

 JMS2023のBYDブースには、このBEVモデルが展示されています。

 3列7人乗りで、説明スタッフによると想定される用途については、「家族連れももちろん、友人を乗せての旅行や、重役の送迎など」といいます。

 D9の価格は、中国では38万9800元から45万9800元(約800万円から約940万円)ですが、日本では導入も価格も未定とのことです。

 日本ではトヨタの大型ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」が支持を集めていますが、外見も用途も共通の要素を持つD9が日本上陸となれば、新たなライバルになるかもしれません。

※ ※ ※

 JMS2023は、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催。一般公開は10月28日から11月5日までです。

 BYDオートジャパンは期間中、D9に加え、日本でも販売中のミドルサイズSUV「ATTO 3」、コンパクトEV「DOLPHIN」、導入予定のEVセダン「SEAL」の3種と、プレミアムブランド「仰望(ヤンワン)」のオフロードSUV「U8」が展示されます。

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