トヨタ「アルファード」よりデカい! 全長5.2m超の「超大型 高級ミニバン」が日本上陸へ! ド迫力フェイスの新型「D9」初公開!
BYDオートジャパンは第1回「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」にて、大型高級ミニバンの「D9」を初展示することを発表しました。中国市場ではトヨタ「アルファード」の競合モデルとして人気を誇る同車ですが、一体どのような特徴を持つクルマで、今回どのような目的のもと日本で展示されるのでしょうか。
メルセデス・ベンツと共同開発した高級ミニバン!
BYDオートジャパンは2023年10月17日、東京ビッグサイトで10月28日から一般公開される第1回「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー:JMS2023)」の出展概要を公表し、日本未発売の車種を含む複数のモデルを展示すると発表しました。
なかでも、日本市場で絶大な人気を誇るトヨタ「アルファード」とはライバル関係になるであろう、大型高級ミニバンの「D9」が初展示されることが判明しており、同車が大きな注目を集めることが予想されます。
D9は、BYDとメルセデス・ベンツが共同出資する電気自動車(EV)メーカーの「デンツァ」が開発した、PHEVおよびBEV(バッテリーEV)のフルサイズ高級ミニバンです。
同車は2022年8月以降、中国をはじめとした各国で販売が開始されており、2023年10月現在までの中国における累計販売台数は10万台を超える人気車種となっています。
ボディサイズは全長5250mm×全幅1960mm×全高1920mmと極めて巨大な車体を誇り、現行アルファードのボディサイズ全長4995mm×全幅1850mm×全高1945mmと比較しても、なお大きなサイズ感を持つクルマであることが伝わります。
これはアルファードがあくまでも日本の道路事情を考慮した設計なのに対し、D9は中国の道路規格をメインとして作られているため。
そんなD9の外装デザインは、中国でも高い支持を得ているアルファードを意識していることがありありと伝わるもので、眼光鋭いヘッドライトにメッキの輝く大型グリルを組み合わせた迫力のフロントデザインや、ワイドな車体を活かした伸びやかなスタイリングが採用されています。
パワートレインにはPHEVとBEVの2通タイプが用意されており、PHEVモデルは1.5リッター直列4気筒ターボエンジンに合計出力170kWから215kWのモーターを組み合わせ、945kmから1040kmの航続距離を確保。
さらに電気のみで走行できるEVモードでは190kmの走行が可能となり、グレードによっては本格EVさながらの使い方も可能です。
一方のBEVモデルの航続可能距離は600kmから620kmを確保。長距離の旅行であっても途中で充電を必要とせず目的地まで到着し、そして帰って来ることができます。
D9の現地での価格はPHEVモデルが33万5800元(約688万円)から、BEVモデルは39万5800元から(約811万円)となります。
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現在のところD9が日本で発売されるという公式発表は無く、さらに今回のJMS2023での展示がBEVのみに限られることからも、あくまでもBYDグループの技術力をアピールすることが目的と思われますが、もし同車が日本市場にも発売されればボディの大きさや高い高級感、そして実用性の高い航続可能距離などにより、ユーザーから一定の支持を得る可能性もあるのではないでしょうか。
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