スズキが新型「軽“スライドドア”ワゴン」初公開! 6年ぶり全面刷新で「ゴツさ」もアップ!? 次期型「スペーシア」まもなく登場か
2023年10月3日、スズキはジャパンモビリティショー2023に「スペーシアコンセプト」ならびに「スペーシアカスタムコンセプト」という2台のコンセプトカーを出品すると発表しました。このモデルは何を指し示すものなのでしょうか。
まもなく“新型”登場なるか? 「スペーシアコンセプト」お披露目へ
2023年10月3日、スズキは10月26日から11月5日まで開催される「ジャパンモビリティショー2023」にコンセプトカーとして「スペーシアコンセプト」と「スペーシアカスタムコンセプト」の2台を出品すると発表しました。
振り返ってみると2017年の東京モーターショーにもスズキは同じくスペーシアコンセプトとスペーシアカスタムコンセプトという名称のクルマを出品しており、その直後の同年末にはフルモデルチェンジを発表しているため、今回展示される2台も発売間近のものと考えるのが自然かもしれません。2023年内にも“新型モデル”が登場すれば、6年ぶりのフルモデルチェンジとなります。
まずスペーシアコンセプトですが、全体のデザインはキープコンセプトとなっており、クルマにそこまで興味がない人であれば現行型と見分けが付かないレベル。ただ細部を見ていくと現行型とは異なる意匠を持っていることが分かります。
現行型はスーツケースをモチーフとしていましたが、コンセプトモデルはより大きな“コンテナ”がモチーフとなっており、ボディサイドに走るリブも増えてより強固な印象も与えてくれています。
またフェンダーアーチも従来型は丸いキャラクターラインが入っていましたが、コンセプトモデルは角ばった形状に一新されており、塗り分け次第ではクロスオーバーSUVのクラッティングパネル的な表現もできそうです。
キープコンセプトのフロントに対してリア側はデザインが改められており、特にテールランプは現行型がリアクォーターガラスから繋がる高い位置となっていたのに対し、コンセプトモデルはリアクォーターガラスの形状が一新されたことも相まって現行型よりも低い位置となり、腰高感が解消されているのが印象的です。
続いてスペーシアカスタムコンセプトですが、こちらは現行型の大型フロントグリルから控えめではあるものの、カスタムモデルであることが一目で分かる上質感と華やかさを兼ね備えたデザインへ一新され、年齢や性別を問わず乗ることができるデザインに進化しています。
インテリアはややおもちゃっぽさもあった現行型よりも、グッと上質かつ使い勝手の良さそうなデザインとなっており、クラスを超えた仕上がりになっているようにも見えます。
さらに後席の快適性と利便性が進化したとうたわれており、後部座席にはオットマンのようなものが備わっているようにも見えることから、後席空間をリビングのような「くつろぎスペース」にすることができるのかもしれません。
その他の詳細なスペックは明らかになっていませんが、先進安全装備としてはスズキの軽自動車として初搭載となる、自転車や二輪車を検知対象に追加し、交差点も検知エリアに追加した「デュアルブレーキサポートII」と、低速時ブレーキサポート(前進・後退)が新たに追加されることがアナウンスされています。
スペーシアといえば、後から追加されたSUVテイストの「スペーシアギア」や、車内後部を自由にアレンジすることができる商用モデルの「スペーシアベース」などの派生車種も人気となっていますが、これらも追って登場するのかも気になるところですね。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
よくがんばった。
どんなデザインコンセプトであれ、
今回のデッサンは表情に至るまでの微細な調整がそれなりに整ったと思う。動力性能や静粛性、壊れにくさは定評があるため期待している。
次期スペーシアは、あまり良くない。いや、新鮮さが全く感じられない。エンジン性能、便利性、何よりも一瞬にしてときめくものがカスタムにしても全く感じられない。N-boxには益々差を付けられるであろう。現時点のスマイルをもっとスポーティー化して、思い切って日産さくらの如く「EV&スポーティー」を狙った方が老若男女に惹かれるであろう。そのような車を今後は目指すべきであろう。ちなみに私は、昨年 スペーシアからスマイル(白)にフロント、リア、両サイドに、白アンダーガーニッシュを装着し、外観は重厚感を醸し出しました。ご参考に。