「自転車は車道通行と言われても・・・」 歩道・車道どちらも危ない? 自転車ユーザーに立ちはだかる意外な課題とは

自転車は車道通行が原則であるものの、自転車ユーザーが安心して車道を走行できない状況もみられます。では、一体どのような課題があるのでしょうか。

自転車が車道を走るときには思わぬ危険も!

 交通事故件数は減少傾向にある一方、自転車が関連する事故は増加しています。
 
 自転車は車道通行が原則であるものの、自転車ユーザーが安心して車道を走行できない状況もみられます。では、一体どのような課題があるのでしょうか。

自転車は基本は車道だけど… 意外と課題は多い?
自転車は基本は車道だけど… 意外と課題は多い?

 警察庁が公表している「自転車関連事故件数の推移」という統計によると、交通事故件数が減少傾向にある中、自転車が関連する事故の割合は2016年(平成28年)以降増加しています。

 また、「自転車の交通指導取締り状況」の統計では2022年中、自転車による信号無視や一時不停止などの違反は約2万5000件検挙されたほか、検挙には至らないものの運転者に指導警告票を交付した件数が約132万件と非常に多くなっています。

 SNS上でも「ママチャリで子ども乗せて車道逆走してる人結構見かける」、「ルールやマナーを守らない自転車が本当に多い」、「歩道を歩いていたら自転車にベル鳴らされた!ルール守れないなら乗るなよ」などと自転車ユーザーに対する厳しい声が多数寄せられています。

 確かに「自転車は原則車道の左側を通行」「歩道は例外」といった基本的な交通ルールは守らなければいけませんが、自転車ユーザーが車道を安全に走行できる道路状況でないケースも散見されます。では、一体どのような課題があるのでしょうか。

 警察庁が2023年7月26日から8月1日までの間、全国の10代から70代の男女5017人に対しておこなった自転車の交通ルールに関するアンケート調査では、さまざまな課題が浮き彫りとなっています。

 たとえば自転車の運転経験がある2824人のうち、過去1年間に自動車と「接触したことがある」または「接触しそうになったことがある」と回答した人は全体の36%に上り、決して少ない割合ではないことが分かります。

 さらに、自動車と接触した経験のある164人に接触場面について尋ねた調査では、「交差点で車道を通行しているとき」や「交差点以外で車道を通行しているとき」、「交差点で横断歩道や自転車横断帯を渡っているとき」などが挙がりました。

 そして自動車と接触する直前に気になったことに関しては「隣の自動車に横から距離を詰められた」が全体の42.1%、「交差点で他の自動車が安全を確認せずに右折してきた」が26.8%、「他の自動車が急に前に割り込んできた」が25.6%という結果でした。

 接触しそうになった経験を持つ自転車ユーザーからも同様の意見が寄せられており、自動車が自転車に幅寄せをしたり、交差点で右左折する際に十分な安全確認をしていないといった可能性が示唆されています。

 そのほか自転車の交通ルールで不合理だと思うものや危険だと思うものについての調査では、「都内は路上駐車が多く、避けて通行しなければならず危険」という意見や「基本的に車道を通行しなければならないが、大通りはトラックがたくさん走っていて怖い」などの声が寄せられています。

 実際のところ自転車専用通行帯の上にクルマが路上駐車しているケースも多数報告されているほか、自転車が路上駐車を避けた結果、他のクルマと接触したり、いきなりクルマのドアが開いて衝突したりする事例も発生しています。

「自転車は車道が原則」とはいっても、前述のように自転車ユーザーが安心して走行できる道路環境でないケースも少なからずあるといえるでしょう。

 自転車と自動車が上手く共存できるよう自転車専用通行帯や自転車道の整備といった道路環境の改善は必要であるものの、予算面などからすぐに実行できるワケではありません。

 そのため、「自転車は二輪で転倒・怪我をしやすい」「自動車は死角があり後方部分を認識できない場合がある」など、お互いの車両特性を理解し、自転車と自動車それぞれが交通ルールを守って配慮し合うことが重要です。

※ ※ ※

 自転車は車道通行が原則ですが、自動車による路上駐車や幅寄せなどの行為によって安心して通行できない状況もみられます。

 双方が交通ルールを守ることはもちろんですが、自転車側は自動車の死角を考慮して通行する、自動車側は右左折時の安全確認を徹底するなど、自身の運転を見直すことも大切といえます。

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