車の窓ガラスに「キラキラフィルム」なぜ増えた? 青や紫に発色する「オーロラフィルム」は車検に通る? 意外なメリットとは?
オーロラフィルムを貼るには高度な施工技術が必要
ドレスアップ効果も高いオーロラフィルムですが、メリット・デメリットはどんなことが考えられるでしょうか。
カーフィルムの施工も手がける都内の販売店スタッフF氏に聞いてみました。
「最近弊社でもオーロラフィルムのお問い合わせが増えているのですが、一番のメリットはドレスアップに加えて、プライバシー保護や防犯対策です。
また紫外線カットはもちろん、断熱効果も期待できますし、カーフィルムを貼っておくと、衝突時などのガラス飛散を抑制する効果も期待できるといわれています」

さらにこのオーロラフィルムの魅力は、紫や青系だけでなく、赤系や虹色に発色するタイプもあり、好みに応じて選べます。内側からの視界は多少色味が変化しますが、ドライブレコーダーの映像への影響は少ないそうです。
「逆にデメリットとしては、施工技術が求められること。オーロラフィルムはその独特な色味や性能から、上手に施工するのが難しいのです。
手慣れたプロに任せたほうが確実ですが、キレイに施工するにはそのぶんの工賃が必要となります」(カーフィルムの施工スタッフ F氏)
また、取り扱いに関しても注意が必要です。これは内側から貼るカーフィルム全般にいえることですが、雑に扱うと破損してしまうこともあります。
「可視光線透過率が70%あればOKということは、逆に基準が厳密化されたともいえます。
注意したいのは、通常の窓ガラスでも透過率が数%落ちるということで、フィルム自体の透過率が70%だと車検不適合の透過率になってしまう可能性があります。
せっかくオーロラフィルムを装着するのですから、プロと相談して窓ガラスとフィルムの合計で70%の透過率を確保できるようなフィルムを選んでください」(カーフィルムの施工スタッフ F氏)
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オーロラフィルムには、デザイン性やプライバシー保護、紫外線や日差しのカットなど、さらに、防犯対策やガラス飛散防止にも有効とのことです。
オーロラフィルムのメリットとデメリットを理解したうえで施工するのが望ましいでしょう。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。




























