マツダは2023年10月5日、小型オープンスポーツカー「ロードスター（ソフトトップ）／ロードスターRF（ハードトップ）」の大幅改良モデルを発表し、予約受付を開始しました。

　販売店にはどのような反響があるのでしょうか。

　ロードスターの初代モデル（NA型・「ユーノスロードスター」）は、今から34年前の1989年に登場しました。

　その後4代にわたってラインナップを続け、「人馬一体」のコンセプトのもと軽量かつオープンエアーを後輪駆動で楽しめる小型スポーツカーとして、通算120万台以上を販売するなど、マツダを代表するモデルとして人気を博しています。

　現行モデルは2015年に登場した4代目で、2016年11月には従来のソフトトップ車に加え電動格納ハードトップ付きのロードスターRFを追加し、その後も定期的に改良が行われてきました。

　今回の改良は、4代目ロードスターとしては最も大きな改良だといいます。

　まず従来モデルから大きく進化した点として、安全性能は「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール（MRCC）」をロードスターに初採用し、設定した速度での定速走行や、車間距離を一定に保って走行するための運転支援機能が設定されました。

　また、スマート・ブレーキ・サポート（後退時検知機能・SBS-RC）も搭載するなど、安全性が向上しました。

　デザイン面は、ヘッドランプがデイタイムランニングライトへと変更し、目元にスポーティな軽快さが加わりました。

　リアコンビランプは、歴代のロードスターに共通して採用されている「円形＋楕円」のモチーフをより鮮明に表現しています。

　走行性能は、ロードスターならではの人馬一体というコンセプトのもと、ダイナミクス性能の進化として「アシンメトリックLSD」の採用や、ステアリングシステムの改良などの向上が図られました。

　このように先進安全技術やデザインの進化、またロードスターらしい走りが追求されるなど、大幅な改良が施された新型ロードスターですが、販売店にはどのような反響があるのでしょうか。

　都内のマツダ販売店営業スタッフは以下のように話します。

「発表後からご来店されるお客さまや、お電話でも多数のお問い合わせをいただいております。

　納車については、生産ベースではありますが、現状では早くて2024年1月中旬から2月頃になるかと思います」

　別の販売店の営業スタッフは、以下のように話します。

「おかげさまで最近お問い合わせが増えてきていますね。

　ロードスターは幅広い層に人気のあるモデルで、若い独身の方や子供がいて成長して乗らなくなった方、スポーツカーに乗ってみたい女性など、様々な方からご支持をいただいております」

　新型モデル発表後から、販売店に多くの反響が早速集まっている様子がうかがえます。

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　新型ロードスターの価格（消費税込）は289万8500円から367万9500円、ロードスターRFは379万6100円から430万8700円です。

　なお、発売は2024年1月中旬を予定しています。