ドライバーの「安全」と「笑い」を守る? 熊本県警のユーモア交通情報板に込められた思い(写真25枚)
誕生の背景にある課題意識 ハードルも上昇
――ユーモアある安全啓発の文言を発信する取り組みは、いつから始めたのでしょうか?
2013年8月からで、担当としてはわたしで3代目です。単に「シートベルトを着用しましょう」というようなありきたりな文言ではなく、よりドライバーの心に届き、安全意識を高めてもらえるよう、時事的なネタを織り交ぜた文言をつくる取り組みを始めました。
――こうした文言をつくるのは熊本県警独自の取り組みですか?
他県でも一時ありましたが、その後やめてしまったようです。現時点では熊本県警ならではの取り組みです。
――取り組みについて、一般の人からの反響はいかがでしょうか?
県警の公式Twitterでも内容を発信していますが、「ドライバーの安全と笑いを守っている」「面白いし記憶に残る」など、よい感想をよく聞きます。
――今後も続けていくのでしょうか?
ええ、わたしが引き継いだときから笑いのハードルがすでに高かったのですが、さらに上がっているように感じます。期待に応え、交通事故が少しでもなくなればと思います。
※ ※ ※
担当者によると、この熊本県警の取り組みは「どうしたらもっとドライバーの目を引き、安全に対する意識を高めてもらえるのか」という課題意識から始まったそうです。現在はしばしばメディアにも取り上げられ、新作を期待する地元の人も多いといいます。熊本のひとつの名物となっているのかもしれません。
【了】
提供:乗りものニュース
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