トヨタの発表した「ハチロク」オープンカー仕様がカッコいい!「美しすぎるスポーツカー」に世界も注目! クルマの「楽しさ」と「運転する喜び」を伝えるモデルとは
「東京モーターショー」から名称を改めた「ジャパン モビリティショー2023」が、2023年10月26日から開催されます。過去のモーターショーで出展されて話題になったコンセプトカーには一体どのようなものがあったのか、ここで振り返ってみましょう。
市販化が熱望されたトヨタ「86」オープンカー
2023年10月には、「東京モーターショー」から名称を改めた「ジャパン モビリティショー2023」が開催されます。
世界各地で開催されているモーターショーは、市販車のみならず未来に登場する可能性のある「コンセプトカー」が公開されることでも注目を集めていますが、ではこれまで出展されて話題になったコンセプトカーには一体どのようなものがあったのでしょうか。
2013年3月にスイスで開催された「ジュネーブモーターショー2013」および同年11月に開催された「第43回東京モーターショー2013」では、今にも市販化されそうな魅力的なスポーツカーのコンセプトモデルがトヨタから初公開され、大きな注目を集めました。
それが「FT-86 オープンコンセプト」です。
FT-86 オープンコンセプトは、トヨタの将来のスポーツカー像を表現したスタディモデルとして、2012年に販売開始したトヨタ初代「86(ハチロク)」をベースにオープン化したソフトトップモデルで、まさに「86のオープンカー仕様」です。
86が元来備えている「運転の楽しさ」と「クルマとの一体感」にくわえて、オープンカー特有の「自然との一体感」を楽しめる、走りと爽快感が魅力のモデルだと当時のトヨタは説明していました。
FT-86 オープンコンセプトは、オープンカー化によるルーフの切除を行いつつもクーペの持つ流麗なフォルムスタイルは保たれており、とてもコンセプトモデルとは思えない市販車さながらの高いデザインレベルも特徴。
また、車外からもインテリアが見られるオープンカーだからこそ、内外装のカラーコーディネートには徹底的にこだわられ、ジュネーブショーと東京モーターショーの2会場ではそれぞれ異なる色彩を採用したモデルが出展されました。
まずジュネーブショーではエクステリア・インテリアともに白で統一され、高級感を感じる組み合わせで登場しましたが、その後の東京モーターショーではスポーツカーらしい赤い外装に、白と黒のコンビネーションが映える内装を採用。車両全体のプロポーションの良さを際立たせつつ、ルーフを開けた際に高級感とスポーティさを両立させる、粋なコーディネートが施されていました。
FT-86 オープンコンセプトのボディサイズは、全長4240mm×全幅1775mm×全高1270mm。
パワーユニットについての言及はありませんでしたが、乗車定員はベースの86と同じ4名となっており、オープンカーでありながらもしっかりと実用性も備える点もトヨタらしい魅力的なモデルと言えます。
また、FT-86 オープンコンセプトはコンセプトモデルでありながら実際に走行することが可能で、電動開閉式のソフトトップは実際に動かすことができ、さらに右ハンドル仕様と左ハンドル仕様の両方が製作されていたことから、当時トヨタでは本当に市販化を検討していたという話もありました。
しかしその後に続く続報は無く、2023年現在も発売される様子はありません。
ただでさえスポーツカーよりも市場規模の小さい“オープンカー”という特殊なカテゴリであることや、同カテゴリで根強い人気を誇るマツダ「ロードスター」などと競合することなど、開発の白紙には様々な理由があったと噂されましたが、今となってはその真偽すら不明です。
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トヨタ86も2世代目の「GR86」に進化し、今や「知る人ぞ知る存在」になったFT-86 オープンコンセプトですが、その完成度の高さから多くのクルマ好きをワクワクさせてくれた1台だったことは間違いありません。
2023年10月に開催されるジャパン モビリティショー2023でも、クルマの楽しさと運転する喜びを提案する、クルマ好きの記憶に残るコンセプトカーが発表されるのか、今から注目が集まります。
ださ〜、市販するの?こんな中途半端な車!エリーゼの中古でいいや!
4座オープンとっても欲しいけど
出すかも出すかもって聞くけど、
ずっと出ないので諦めてます。