レクサスの斬新デザイン仕様!? 「2人乗りマシン」が凄い! 1リッターエンジンのオフロード仕様!? 悪路余裕なモデルとは
レクサスは乗用車以外にも泥臭いオフロードモデルも開発しています。「ROV Concept」と名付けられたモデルにはどのような特徴があるのでしょうか。
水素エンジン搭載の2人乗り仕様とは
レクサスは、2023年9月15日、16日に「LEXUS SHOWCASE(レクサスショーケース)」を開催しました。
その中で水素エンジンを搭載した「ROV Concept」の試乗が行われましたが、どのような特徴があったのでしょうか。
ROVとは「レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル(Recreational Off-Highway Vehicle)」の略です。
レクサスはそのROVを2021年10月14日に「LX」の世界初公開時に初お披露目。
このモデルは、どのような地形でも走行できるオフロード性能を備えつつ、レクサスの品質やクラフトマンシップ、高級感を内外装に表現しています。
エクステリアは、次世代レクサスのデザインランゲージを表現するL字型フロントヘッドランプ/リアコンビネーションランプ、フロントグリル、フロントフェンダーを採用。
さらに水素燃料タンクにつながるサスペンションカバーや2代目「NX」から採用された「LEXUS」のリアロゴなども特徴的です。
ROVにはいくつかのバージョンが存在すると言いますが、基本のボディサイズは全長3120mm×全幅1725mm×全高1800mmとし、強固なチューブラーフレームを採用した軽量なボディを実現しました。
乗車人数は2人となるコックピットはレクサスの「Tazunaコンセプト」に基づいて設計。
ドライバーが運転に集中できるよう、必要な情報をシンプルなメーターで表示し、シートには耐久性に優れた合成皮革が使用されるとともに、サスペンションエレメントを内蔵しています。
さらに、「レクサス・ドライビング・シグネチャー」と呼ばれるレクサスの乗り味を実現しており、スロットル、ブレーキ、ステアリングの入力に対して車両がスムーズに反応。
最も特徴的なことは、1リッター直列3気筒水素エンジンを搭載していることで、ガソリンエンジンと同様に心地よいエンジン音とレスポンスの良いトルクを発生します。
なお水素エンジンは、圧縮された水素を高圧タンクに貯蔵し、水素をダイレクトインジェクターで正確に噴射します。
これにより、環境への配慮とエンジン車ならではのリアルなエンジンの鼓動を感じ取れる走りの楽しさと水素の高速燃焼による応答性の高いトルクを実現しました。
また、走行中のエンジンオイル消費をごく僅かに抑え、CO2排出をほぼ発生しないようになっています。
トランスミッションは「シーケンシャルパドルシフト+リバース式」となり、駆動方式は「セレクタブル2WD&4WD with デフロック」です。
そんなROVですが、今回は富士スピードウェイに設置された特設オフロードコースで試乗してみました。
基本的な走破性や足回りなどの動きはバギーのような印象で、狭い悪路や登坂、岩場を難なくクリアしていきます。
その中でも従来のバギーよりショックの無さや、滑らかなフィーリングにはどこか「レクサスらしさ」を感じられるかもしれません。
またガソリン車との違いは運転している限りは感じられず、「いつまでも乗っていたい」と言える代物です。
このような水素エンジンを搭載するROVは、自然を楽しむレクサスの提案するアウトドアスタイル「OVERTRAIL PROJECT」にマッチしたモビリティと言えます。
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