レクサス新型「スーパーカー」実車展示! “MT”搭載&斬新ハンドル採用!?美しすぎる「エレクトリファイドスポーツ」豪で初公開
2023年9月21日、レクサスのオーストラリア法人は、メルボルンカップ・カーニバルに新型「Electrified Sport Concept」を実車展示すると発表しました。同市場で初披露となるこのクルマは、どのようなモデルなのでしょうか。
レクサス新型「スーパーカー」豪で初公開へ
2023年9月21日、レクサスのオーストラリア法人は、11月4日から11日まで開かれるメルボルンカップ・カーニバルに、レクサス「LFA」の後継機ともいわれる新型「Electrified Sport Concept(以下エレクトリファイドスポーツ)」の実車を展示すると発表しました。同市場では初披露となるようです。
レクサスには、電動化のポテンシャルを最大限に活用し、走る喜びを提供する「Lexus Electrified(レクサス エレクトリファイド)」というブランドビジョンが存在しますが、新型エレクトリファイドスポーツもそのようなブランドビジョンに沿ったBEV(バッテリーEV)の次世代スポーツカーです。
2021年12月にトヨタが日本で開催した「BEVに関する説明会」で世界初公開され、その位置づけ的に、レクサスが2009年に500台限定で発売し、伝説的存在となったスーパースポーツモデル「LFA」の後継モデルともいわれました。
極端に長いロングノーズを持つ美しいスタイルを持ちますが、レクサスブランドで象徴的な、糸巻きの形を模したグリル「スピンドルグリル」は存在しません。
これは、新型RXやRZなどの最新のレクサス車から始まった、ヘッドライトまわりなど含めプロポーション全体で示すフロントアイデンティティ「スピンドルボディ」の新たな表現とみられ、カリフォルニア州のデザイン施設「CALTY(キャルティ)」でデザインされたものです。
バッテリーには「全固体電池」を使用し、0-60mph(0-96km/h)加速のタイムは2秒台前半、航続距離が430マイル(約692km)を超えるスペックであると想定されています。
また、駆動方式は電動パワートレインのダイナミックなポテンシャルを最適化する「DIRECT4」を搭載。これはRZや新型RXにも搭載されているもので、設置荷重に応じて四輪の駆動力を緻密に制御するシステムとなり、0:100~100:0の配分比で、よりリニアな操作感を得ることが可能です。
さらに、ハンドルと前輪の機械的な接続をなくしたステアバイワイヤシステムとして、異形ステアリングの「ワンモーショングリップ」を採用。これにより、より簡単かつ正確に操作可能になることで新たなドライビングが体験できることに加え、低速域での俊敏性や高速走行時の安定性向上も期待されます。
そして、“BEV用のMT(マニュアルトランスミッション)”を搭載する可能性もあるといいます。実は、レクサスは、この“BEV用MT”をすでにUX300eのテスト車両に搭載して走行する映像を公開しており、その開発はかなり進捗している様子が感じられます。
動画を見ると、シフトチェンジとともに走行サウンドが変化するなど、通常のMTと同じような感覚を味わうことが可能となっており、BEVであっても、走りの楽しさを体感できる工夫が凝らされているようです。
レクサスのオーストラリア法人で最高経営責任者(CEO)を務めるジョン・パパス氏は、新型エレクトリファイドスポーツについて以下のようにコメントしています。
「新型エレクトリファイドスポーツのオーストラリアでの公開は、自動車愛好家にとって、レクサスのエキサイティングなBEVの未来を証明する素晴らしいスーパークーペを垣間見る機会になります。
レクサス・エレクトリファイド・スポーツは、次世代の主力レクサス・スーパーカーがどのようなものになるのか、レクサスが提供するエキサイティングなBEVを形で表現しています」
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