なぜクルマに付いていた「謎の棒」は見かけなくなった? 通称「下手くそ棒」の役割は? 激減したワケとは

クルマには「コーナーポール」というパーツが取りつけられており、車幅感覚が必要なシーンで役立てられていました。しかし、近年では使用するドライバーが減っており、その姿を見る機会も少なくなりました。なぜなのでしょうか。

コーナーポールは減っている。そのワケは?

 以前は、取り回しの難しさから、ボンネットの長いセダン車などにコーナーポールがよくつけられていました。

 また、運転初心者もコーナーポールを選択していました。

 しかし、運転に慣れればポールは必要なくなるので、やがてクルマから取り外されます。

 また、クルマの美観が損なわれるという理由で、コーナーポールとは無縁というユーザーもいます。

 コーナーポールを選ぶか選ばないかはドライバーの選択肢にすぎません。

 2000年代を境にして、近年では装着率も数パーセントに低下しており、コーナーポールの存在そのものが薄くなっています。

一部の車種では格納式も存在
一部の車種では格納式も存在

 自動車用品店の販売店担当者は、コーナーポールの装着率の低下について、次のように話します。

「近年では、コーナーポールを装着するという人はかなり減少しました。

 理由としては、コーナーポールに代わる安全装備が普及してきたことがあげられます。

 クルマの死角を映すカメラや、障害物を検知するセンサーが搭載されていれば、わざわざコーナーポールを選ぶ必要はありません。

 最近のクルマはコンパクトなデザインが主流で、ボンネットも短いため、操作に不慣れな人でも車のサイズ感をつかみやすいのも考えられます」

 このように、自動車技術の進化により、コーナーポールの必要性が減り、取り付けるユーザーも少なくなったようです。

※ ※ ※

 装着するユーザーが減ったコーナーポールですが、シンプルなものだからこそ、コーナーポールは故障することもなく使い勝手がいいともいえます。

 一部のユーザーから要望があることもあり、自動車用品店では取り扱いを継続しているようです。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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