なぜ? 刷新した2代目「C-HR」は日本未発売!? 斬新デザインの初代C-HRが果たした「役目」とは
2代目「C-HR」登場までのおよそ7年の間に「変わった」こと
そんなC-HRですが、冒頭でも触れたように2023年7月をもって初代モデルの国内販売が終了。
欧州では、2023年6月に2代目が発表されていますが、トヨタによると新型C-HRの日本市場への投入予定は今のところないといいます。
![どちらも斬新! 新旧のトヨタ「C-HR」[上:新型(2代目)C-HR/下:初代C-HR]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2024/06/20230626_TOYOTA_1st_2nd_C-HR_000.jpg?v=1687772564)
日本で一世を風靡したはずのC-HR後継モデルが、今度は日本に導入されないことは非常に寂しい限りです。
トヨタが2代目C-HRを日本導入しない理由は、日本市場向けのSUVラインアップの多さにあると考えられます。
小さいほうから「ライズ」「ヤリスクロス」「カローラクロス」「RAV4」「ハリアー」、そして大型モデルでは間もなくデビュー予定の「ランドクルーザー70」や「ランドクルーザー250」に、2021年のデビュー以来納車待ちが続く「ランドクルーザー」(ランクル300)、そして少し変わり種としてはピックアップトラックの「ハイラックス」まで、もはや新モデルが入り込む隙間がないほどといって良いでしょう。
特に2021年に登場されたカローラクロスは、C-HRとほぼ同等のサイズ感や価格帯です。
しかもC-HRに比べ室内や荷室はかなり拡大し余裕がある空間となり、より広いユーザー層にアピールする仕上がりとなっているのです。
このようにここ7年から8年で、トヨタのSUVラインアップは熟成しました。
トヨタにコンパクトSUVがなかった時代に強いインパクトと共に登場し、トヨタSUVの底力をみせてくれた初代C-HRは、いまのSUV時代の礎を築いた、偉大なモデルだったといえるでしょう。
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