新宿御苑の「明治通りバイパス」が効果抜群! 開通後に交通がシフト 「時短」の結果は?
東京都内の明治通り(環状5号線)は新宿駅東口の繁華街を南北に貫いていますが、そのバイパスとなる「環状第5の1号線(千駄ヶ谷)」が、2022年12月に開通しました。およそ半年たった現在、どのような状況なのでしょうか。
2022年12月に「環状第5の1号線(千駄ヶ谷)」が開通
東京都建設局は2023年9月14日、新宿三丁目駅付近を通る明治通り(環状5号線)のバイパスとして整備した「環状第5の1号線(千駄ヶ谷)」の、開通約6か月後の利用状況を発表しました。
2022年12月3日、明治通りに並行するように渋谷区千駄ヶ谷五丁目から新宿区内藤町までの「千駄ヶ谷地区」805mが開通しました。
道路は上下2層で幅を絞りながら新宿御苑と都立新宿高校の間をすり抜けるようにして走り、千駄ヶ谷と御苑大通りを接続しています。
この開通により、新宿駅の東側を南北に通過する際は、甲州街道(国道20号)と平面交差する新宿四丁目交差点や、伊勢丹に面した新宿三丁目交差点といった混雑箇所を迂回できるようになりました。
東京都建設局によると、明治通りの1日あたりの交通量は、開通前の約2万9000台から開通後は半分以下の約1万3000台まで減少。
その分、新ルートの環状第5の1号線は約1万5000台が通行しており、交通が半々に分散していることがうかがえます。
これにより、明治通りは靖国通りとの新宿五丁目交差点や、甲州街道との新宿四丁目交差点の渋滞が緩和。通過所要時間(17時台)も5~9分ほど短縮しているそうです。
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