“日本一売れてるクルマ”ホンダ「N-BOX」に「SUV風」モデル登場なるか? 過去には「コンセプト」発表も未だ設定なし!? 期待されるモデルとは
軽スーパーハイトワゴンで人気No.1のホンダ「N-BOX」に対抗するため、ライバルはクロスオーバーモデルをラインナップしています。しかし今秋モデルチェンジ予定の新型N-BOXには、同様のSUV風モデルが今のところありません。
噂の「N-BOXクロス」は登場しないのか!? かつてはコンセプトモデルも
現在軽自動車で人気の主流は「軽スーパーハイトワゴン」ですが、近年はSUVテイストを加えた「クロスオーバー」の派生モデルがトレンドとなっており、スズキやダイハツに続き、2023年5月には三菱が「デリカミニ」を発売し好調な売れ行きとなっています。
一方で同クラス1番人気のホンダ「N-BOX」にはいまだ対抗馬がなく、2023年秋発売の新型にも設定されていません。しかし過去には他社に先駆けて、同様のコンセプトカーが「先行公開」した実績もありました。
N-BOXは、2011年12月に初代が登場しました。
新設計のプラットフォームはホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用。同様に新開発されたパワートレインともに、エンジンルームを最小限のサイズに収める一方、当時の軽乗用車で最大級の広い室内空間を確保しています。
高い着座位置でミニバン並みの見晴らしとしたほか、安定した厚みのある形状のボディ下部と組み合わせた個性的なスクエアフォルムで、強さと安心感を訴求しています。
そんなN-BOXはデビュー早々に大ヒット。2017年8月にフルモデルチェンジした2代目も、初代のコンセプトをさらに進化させ、さらなる人気を集めます。
登録車を含む新車販売台数で2年連続1位、軽四輪販売台数では8年連続1位を獲得し、日本で一番売れているクルマの地位を確実なものとしています。
2021年5月には、ホンダ車史上最短で累計販売台数200万台を達成し、2023年3月末で累計販売台数350万台を突破しています。
そんなロングセラーモデルが、2023年秋にフルモデルチェンジします。
2023年8月3日には、新型に関する先行情報を公開。これまで同様にノーマルタイプのN-BOXに加え、質感を高めたカスタムモデル「N-BOXカスタム」が設定され、内外装のデザインなども明らかにされています。
失敗が許されない3代目だけに、新型も力の入った内容となっていますが、外観デザインは一見するとキープコンセプトに映ります。
ホンダでは、歴代同様に安定感ある四角いフォルムを基本に、造形そのものから上質さが感じられるデザインを心がけたと説明します。
一方で、SNSなどでは「クロスオーバーモデルはないの?」「流行りのSUVが追加されると思ってた」など、ライバル各社がラインナップするクロスオーバーSUV風モデルがホンダから登場していないことを、意外に感じているコメントが散見されます。
実はホンダも、クロスオーバーモデルのトレンドを見過ごしていたわけではありません。
それどころか、2014年1月に開催されたカスタムカーの祭典「東京オートサロン2014」に、どこよりも早く軽クロスオーバーSUVモデルのコンセプトカー「N-BOX+ エレメントコンセプト」を出展していたのです。
鮮烈なオレンジカラーをあしらったアクティブなデザインに変身させたモデルで、室内も荷室を中心にアレンジされ、アウトドアでの使い勝手に考慮した造りとなっていました。
2年後の2016年4月には、純正アクセサリー「エレメントスタイルパッケージ」として、エレメントコンセプトのイメージを受け継ぐ外装カスタムパーツが、実際にパッケージ発売もされていますが、翌年にはN-BOX自体がフルモデルチェンジ。
1年少々しか販売されていないレアなアイテムとなってしまいました。
こうしたクロスオーバーモデルは2代目に継承されず、現在に至っています。
※ ※ ※
3代目が公開される前には、新型N-BOXにクロスオーバーモデルが設定されるとのウワサも聞かれ、「N-BOXクロス」や「N-CROSS(エヌクロス)」といった具体的な車名がまことしやかに語られていたほどでした。
ただし2023年9月時点で、ホンダからの公式発表はありません。
これまでの「東京モーターショー」に代わり10月に開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023 (ジャパンモビリティショー)」で、ホンダからのサプライズ発表を期待したいところです。
広告が多すぎ。
ページ更新するたびにポップアップで出るのはうんざりです。
もう見ないと思います。
貴方のPCの設定に問題ありですよ!ご使用のプラウザ設定変更してから小言言いましょう