トヨタ「クラウン MT仕様」が凄い! 5速MT搭載した「謎のゼロクラ」 どんな特徴がある?
12代目クラウンは「ゼロクラウン(ゼロクラ)」と呼ばれています。そんなゼロクラのMT仕様が中古車市場で発見されました。
MT仕様の180系クラウンが発見される
トヨタ「クラウン」は、日本を代表するセダンの1台として、長年ユーザーから親しまれており、多くのファンも存在するモデルです。
なかでも12代目(180系)は「ゼロクラウン(ゼロクラ)」としてイマでも人気が高いですが、中古車市場ではMTが流通しているようです。

初代から高級乗用車として生産されてきたクラウンは、その上質感のあるエクステリアとともに、快適なインテリアが特徴的と言えます。
様々なモデルが展開されてきたクラウンは、乗用車としてはもちろん、タクシーやパトカーなど、公共車両としても使用されてきました。
先代となる15代目モデルなどでは「RS」などのスポーティなモデルも追加されるようになり、時代に合わせて進化を遂げてきました。
近年では、2022年7月に16代目となる「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」の4モデルが登場するなど、セダン離れとSUV人気を意識したラインナップで飛躍的な進化を遂げて、話題を呼んでいます。
そんなクラウンですが、2003年から発売された12代目(180系)の人気は現在でも高いです。
当時使用していたプラットフォームが一新されたモデルでもあり、ゼロから作られたクラウンであることから、ファンの間では「ゼロクラウン」とも呼ばれています。
そんなゼロクラですが、中古車市場に特徴的な個体が流通しています。
その個体の最も大きな特徴は、通常のATから変わって、5速MTが搭載されている点です。
こちらはカスタム車両となっており、ミッションはトヨタのR154を搭載し、2.5リッターのターボ用トランスミッションとなっています。
駆動系はクスコLSD、クラッチはOS技研を搭載。フロントのブレーキキャリパーはトヨタの他車用のものへと変更され、ホイールはLM1の18インチを履いています。
エクステリアカラーはブラックと、目立った色ではないものの、車高も下げられていることから、純正モデルとは一味違うことが一目でわかるスタイルになっています。

そんな個性あふれるクラウン180系のマニュアル個体ですが、なぜこのようなカスタムが存在するのでしょうか。
販売店担当者は、この車両の経緯や特徴について次のように話します。
「弊社ではドリフト系のスポーツカーを取り扱っております。このクラウンはお客様からの買取で仕入れたものです。
180系のクラウンで、MTを積んでいるものはかなり珍しいです。
ドリフトベースの車両は基本的にパワーがあるターボエンジンなどとMTを合わせることが一般的と言えます。
そのため先代の170系は、エンジンが2.5リッターターボで『マークII』などと同様のものだったことから、MT搭載車が多く存在しましたが、180系は本当に珍しいです」
また、同担当者は、このクルマに対する反響について、次のように話します。
「トヨタの4ドアの中でも、変わったクルマに乗りたいお客様などからお問い合わせがあります。
そのほかにも、元からクラウンが好きであったり、マニュアル車が好きといった人も多くいます。
また、オートマティックのクラウンでは物足りないといったお声もありました」
このように、長年愛されているクラウンは、カスタム車両としても人気な1台です。国産高級車の象徴とも言えるモデルであることから、根強いファンも多く存在します。
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16代目となる新型「クラウン」シリーズは「クロスオーバー」のデビューから始まり、次は「クラウンスポーツ」、「クラウンセダン」が2023年秋頃に販売が開始されるとされています。
すでにSNSでは、その斬新なデザインに対して大きな反響が寄せられており、クラウンファンの期待が高まっています。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。


























































































