なぜコンビニは「前向き駐車」を推奨する? 一方で「事故リスク」が高まるとの声も! 賛否が別れる「駐車の向き」を巡る議論の行方とは
コンビニ近隣の住民も加わり、議論はさらに発展!
また、「近隣への配慮というのは理解できるし、店の土地なんだから前向き駐車をお願いされてるならやろうよ。出るときに事故がとか言う前に一度後ろにまわって確認しなさいよ」「コンビニがお願いするのには理由がある。苦情が来たら対応するのはお願いを無視したドライバーではなくコンビニ店員やオーナーですよ」「俺様は従わない的な言い訳ばかりでみっともない。そんなにバック駐車したいならお願いがないコンビニや他の駐車場に行けばいいと思う」「駐車場の壁をよく見るといいよ。排気ガスで真っ黒。自分の家がそんな状況にあったらどんな気持ちになるか考えたら?」と、駐車場を管理する施設側に従わないのであれば、その店舗を利用するべきでないという声も見られます。

さらに、「コンビニ駐車場の隣に住んでたことあるけど、バック駐車されると排気ガスがすごいし、メチャメチャ騒音が凄いんだよ。前向きでも後ろ向きでも変わらないと言うのは運転手の一方的な意見にすぎません」「家の隣にコンビニが出来てから、明らかに掃除をしていて雑巾の汚れる色が変わりました」「コンビニの隣に住んでるけど、マフラーがうるさくて店や警察に連絡したこともあります。駐車の事故リスクなんて言う技術が低いドライバーは運転しないで欲しい」「家は24時間ずっと排ガスと騒音にさらされているんですよ。風向き次第って言うけどクルマの向きって結構重要です」など、コンビニの近隣に住んでいるという人からはバック駐車やアイドリングで非常に迷惑しているという実体験も。
当然ですが、実際に住んでいる人からは前向き駐車やエンジンのかけっぱなしを良しとする声は全く見られませんでした。
ただし、「自動車部品を製造している友人は接触事故リスク低減のため、会社からバック駐車を推奨されています」と、クルマによる事故を問題視する自動車メーカーや部品生産などを行う関連企業、あるいはタクシー会社では“社員に必ずバックで駐車するように”とルールが定められているという投稿もあり、同じ「企業」という体であっても「駐車場を管理する側」と「クルマを使用する側」で大きく意見が別れているかたちです。
そのため、「自分の家の隣に駐車場があって、一年中何台ものクルマの排気ガスが家に向かって吹き付けてくるストレスの大きさが尋常ではないのは想像できる。しかし一方で、クルマを駐車したり出たりする側は、前向き駐車による接触事故のリスクを背負うことになるので明らかに反対の立場となる。これは意外に解決の難しい問題です」と、この問題の解は一辺倒に出せるものではないとの意見も寄せられました。
将来的に排気ガスやアイドリングの存在しない電気自動車(EV)が普及したり、前後を完全に見渡すことが可能な安全機能がすべてのクルマに搭載されるまでは本件は解決しないという声もあり、この問題を解決するにはまだまだ時間が必要なのかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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