「ETC使えなくなるかも」 「10年以上使用」の車載器は要注意! 安心出来ない「2022年問題」と「2023年問題」 確認方法は?

今後、電波法関連法案の改正により、古いETC車載器が使えなくなる可能性があります。なぜそのようなことが起こるのでしょうか。そのまま使い続けるとどうなるのでしょうか。

電波法の改正で古いETCが使用不可に? どう確認するの?

 2022年12月1日から「一部のETC車載器が使えなくなる」という俗に2022年問題といわれた法改正がありました。
 
 果たして現在はどうなっているのでしょうか。また自分の車載器が問題ないかの確認はどうやるのでしょうか。

ETCが使えなくなるかも? 2022年問題どうなった? 次なる2030年問題とは…
ETCが使えなくなるかも? 2022年問題どうなった? 次なる2030年問題とは…

 具体的には、電波法関連法令の改正により、旧型のETC車載器が使用に適さないことになります。

 電波利用環境を維持するため、世界無線会議では無線設備について規制を定めました。

 スプリアスと呼ばれる不必要な電波を低減させるよう、無線設備が出すスプリアスの強さについて許容値が改正されたのです。

 ETC車載器も無線設備にあたりますが、日本では2005年の電波法関連法案の改正から新たなスプリアス規格が適用されました。

 これについて、国土交通省は「不必要な電波(不要電波=スプリアス)をできる限り低減させることによって、国内の電波利用環境の維持、向上及び電波利用の推進を図るため、電波法が改正されました」と説明しています。

 2018年9月3日に国土交通省およびITSサービス高度化機構、高速道路会社6社は「旧スプリアス規格の無線設備の使用期限が2022年まで」と発表したことで旧型のETC車載器が使えないという「2022年問題」と呼ばれていました。

 電波法に照らして使用が適当ではないとみなされるのは、2007年以前に旧スプリアス規格で製造されたETC車載器です。

 とはいえ、旧型ETC車載器で高速道路のETCレーンに進入したとしても、料金が精算されなくなったり、ゲートが開かなくなったりすることはないようです。

 なお、2022年という旧スプリアス規格の無線設備の使用期限は延長されています。

 新型コロナウイルス感染症により社会経済が変調したことから法改正がなされ、「当面の間」が使用期限です。

 もちろん、「当面の間」が過ぎれば旧型ETC車載器は使えなくなります。

 そのため旧スプリアス規格機器について、「電波法に照らし適当ではない状態となる可能性」があることから、国土交通省や各メーカーでは「旧規格の機器の取り外しと新規格へ対応した機器への切り替え」を呼びかけています。

 一方で、新スプリアス規格が適用されてから10年以上経っているうえ生産終了した機種も多く、実際に使えなくなるETC車載器は限られているともいわれているようです。

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1件のコメント

  1. グーグルニュースでは使えなくなるといってるけれど
    tvのニュースにも出さないと全国の日本人はETCをは換えかえるにも現金がかかるので変え替えない人が多いと多いと思いますよ

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