「クラリティ」のPHEVとEV初公開 世界初、同一車種に3種のパワートレイン搭載 ホンダ(写真14枚)
ホンダが2017年の「ニューヨーク国際自動車ショー」にて、「クラリティ」シリーズのPHEVとEVを世界初披露しました。
世界初、同一プラットフォームにPHEV、EV、FCV
ホンダは2017年4月14日(金)から開催中の「ニューヨーク国際自動車ショー」において、「クラリティ プラグイン ハイブリッド」と「クラリティ エレクトリック」を世界初公開しました。これらは2016年3月に日本で発表した「クラリティ フューエル セル」と共通のプラットフォームを使用したプラグイン ハイブリッド車(PHEV)と電気自動車(EV)で、同社によれば、世界で初めて同一プラットフォームにPHEV、EV、燃料電池自動車(FCV)という3種類の電動パワートレインを搭載したといいます。
●ホンダ「クラリティ プラグイン ハイブリッド」のポイント
・17kWhのバッテリーを搭載し、これまでのミドルサイズクラスのプラグイン ハイブリッドで最長となる40マイル(約64km)以上のEV走行が可能。
・バッテリーの満充電に掛かる時間は240ボルトで2.5時間。
・高効率の1.5リッターアトキンソンサイクルエンジンとの組み合わせにより、ガソリンと電気の総走行可能距離は330マイル(約531km)以上。
・「ノーマル」「ECON」「スポーツ」という、燃費重視からレスポンス重視まで、好みに合った3種類の走行モード選択が可能。さらに、バッテリーの充電を優先する「HVモード」を搭載し、3種類いずれの走行モードとも組み合わせられる。
・2017年中に米国で販売を開始。
●ホンダ「クラリティ エレクトリック」のポイント
・25.5kWhのバッテリーを搭載し、走行可能距離は80マイル(約128km)以上。
・満充電に掛かる時間は240ボルトにて3時間強で、急速充電器使用時は30分で80%の充電が可能。
・「ノーマル」「ECON」「スポーツ」という、燃費重視からレスポンス重視まで、好みに合った3種類の走行モード選択が可能。
・2017年中にカリフォルニア州・オレゴン州でリース販売を開始する予定。
ホンダは、「クラリティ フューエル セル」を含めたこれら「クラリティ」シリーズによって、「2030年に向けて掲げる『四輪商品ラインアップにおける販売数の3分の2をPHEVとハイブリッド、およびFCV・バッテリーEVなどのゼロエミッションビークルに置き換える』という目標達成に向けて電動化を推進します」としています。
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提供:乗りものニュース