なにそれ…? 全国で見かける「謎の!マーク」どんな意味? 何を気をつけるの? 珍しい標識とは
さらに珍しい標識が新潟県にあった?
さらに新潟県は雪が多く降る地域ということもあり、山間部などに「なだれ注意」の警戒標識がありますが、この「なだれ注意」のバリエーションも豊富です。
一例を挙げると、十日町市内を走る国道253号(通称、ほくほく街道)沿いにある標識には、こんもり積もった雪が山の斜面から崩れ落ちるイラストが描かれています。
同じ十日町市内を走る県道「中深見越後田沢停車場線」沿いにある標識には山の斜面から雪の結晶がクルマめがけて落ちてくるようなイラストが、南魚沼市内の県道388号沿いの標識には山から崩れ落ちた雪がクルマを押しのけるようなイラストがそれぞれ描かれています。
このような、なだれ注意の警戒標識が設置された経緯について、十日町地域振興局地域整備部維持管理課の担当者は次のように話しています。
「詳しい経緯までは不明ですが、降雪が多くなだれが発生しやすい箇所についてドライバーへの注意喚起のために設置したものと考えられます」
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なだれ注意の標識は山林沿いの道路に設置されており、降雪量が多い新潟県ならではといえるでしょう。
また、新潟県のなだれ注意標識は他の都道府県で見られないデザインであることから、警戒標識を県独自で制作できるのか伺ったところ、担当者は以下のように説明しています。
「なだれ注意標識は法定外の標識であるため、道路管理者(県や市など)独自のレイアウトで作ることができます。
『踏切あり』や『動物が飛び出すおそれあり』のような、一般的によく使われる警戒標識については国土交通省が標準のレイアウトを示しています。
しかし、なだれ注意のように特に定めがないものは、道路管理者の独自性が出るといえます」
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実際に全国各地では、北海道の「馬横断あり」や沖縄県の「ヤンバルクイナ飛び出し注意」などのように、その地域特有の珍しい警戒標識が存在しています。
そのほか新潟県村上市の海沿いを走る国道345号付近には、海の波がクルマに覆いかぶさろうとするイラストが描かれた「高波注意」の警戒標識も設置されています。このような警戒標識によって、その地域の特徴が分かることもあるのです。
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