トヨタが全長5m超え「謎のシエナ」世界初公開! ド派手デザインが凄い! 「究極のパーティーマシン」とは
トヨタが海外で展開する巨大ミニバン「シエナ」ですが、それを「究極のパーティーマシン」に仕立てた「シエナ:リミックス」が世界初公開されました。
まさかの「シエナ:リミックス」が復活!?
2023年8月24日に米国トヨタは、同市場で販売するミニバン「シエナ」にユニークなカスタマイズを施した「シエナ:リミックス」と名付けられたモデルをお披露目しました。
存在感が凄いシエナ:リミックスとはどのようなモデルなのでしょうか。
シエナは元々北米を中心に展開されていたミニバン(MPV)ですが、2020年に現在の4代目へとフルモデルチェンジしたタイミングで中国や韓国などでも販売されています。
現行シエナは、プラットフォームに「TNGA-K」を採用し、パワートレインはハイブリッド車のみです。
また米国市場では、標準の「LE、XLE」やスポーティな「XSE」、アウトドア志向の「ウッドランド・エディション」、ラグジュアリーな「リミテッド」など様々なニーズに合わせた仕様を展開しています。
今回のシエナ:リミックスは、音楽という共通言語へのオマージュを全面に押し出したコンセプトカーです。
この特別なプロジェクトは、オンロード車およびオフロード車のさまざまなカスタムを専門とするカーショップによって製作され「究極のパーティーマシン」として、タイヤの付いたDJブースとしてワイルドに生まれ変わりました。
エクステリアはシエナのスポーティで広々としたスタイリングですが、中身は普通ではありません。
このシエナ:リミックスの主な変更点は、リアゲートドアを取り外してスイングアウトドアに変更したことや、車両中央のルーフパネルを取り外したこと、2インチリフトアップと重めのスプリング、22インチホイールを追加したこと、ノイズ緩衝材を多用したことが挙げられます。
インテリアでは、コンサートクオリティのサウンドシステムを搭載。具体的には4つの12インチ・サブウーファー、36のミッドレンジ・スピーカー、14のツイーター、6つのパーカッション・ホーンからなる60のスピーカーからサウンドが送り出されます。
システムには16台のアンプを使い、2万5000ワットのパワーを発生。12チャンネルのデジタル・サウンド・プロセッサーがプロフェッショナル仕様のオーディオを提供。
さらに、8チャンネルのミキサーがシステムに複数のオーディオ接続を可能にするので、有線または無線で接続されたソースからお気に入りのサウンドを奏でることが可能です。
また、完全なクラブ体験を体現するために、デュアル・デジタル・ターンテーブルを搭載することで、DJはスクラッチ、ミキシング、サウンド・エフェクトを行うことができます。
6個の56V 4Ahリチウムイオンバッテリーが16個のアンプに電源を供給し、2個の標準110Vプラグがバッテリーを充電して搭載されるモニターを映し出します。
さらにはビートに合わせてバウンスするチューナブルカラーのダイナミックなLED照明や、アンダーグローLED照明も装備。
車両後部には、43インチの高精細Wi-Fi対応テレビが設置されています。
今回のシエナ:リミックスについて、トヨタ・マーケティング&コミュニケーション・ジェネラル・マネージャーのジョー・モーゼス氏は次のように語ります。
「このシエナ:リミックスで、私たちは音楽を通じて友人や家族と共有する瞬間を増幅させたいと考えました。
シエナのスタイルと機能に独創的なひねりを加えることで、このユニークなコンセプトは、私たち全員が音楽からインスピレーションを受け、活力を得ている瞬間を祝福するものです」
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なお先代となる3代目でもシエナ:リミックスは製作されており、これは米国で毎年開催される世界最大級のカスタムイベントとなる「SEMAショー2014」でお披露目されていました。
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