もう…「デカすぎ」じゃん! クルマの「ディスプレイ」はどこまでデカくなる? 今後の可能性はいかに
クルマのデジタル化が進むにつれて、車載ディスプレイも年々大型化しています。また海外では複数のディスプレイをあわせて50インチを超える超巨大ディスプレイとしているものも登場しています。この先、車載ディスプレイはどこまで大型化するのでしょうか。
大型化する車載ディスプレイ、いまでは50インチ超えも!
かつては7インチ程度のものが多かった車載ディスプレイですが、いまでは12インチを超えるものも珍しくありません。
また海外では複数のディスプレイをあわせて50インチを超える超巨大ディスプレイとしているものも登場しています。
この先、車載ディスプレイはどこまで大型化するのでしょうか。
クルマのデジタル化が進むにつれて、車載ディスプレイも年々大型化しています。
かつては7インチ程度が主流となっていたなかで、現在では10インチを超えるものもめずらしくなくなっているほか、さらに大きなものも登場しています。
2023年8月現在、日本で購入可能なクルマのなかで最も大きな車載ディスプレイを持つのは、メルセデス・ベンツ「EQS」であると考えられます。
「MBUX ハイパースクリーン」の名を持つEQSの車載ディスプレイは、運転席から助手席までをカバーする56インチ(約142cm)の超巨大なものとなっています。
実際には3つのディスプレイが集合したものですが、1枚の大きなガラスでおおうことでひとつなぎのディスプレイのように見えることが特徴です。
また、次点となるのはホンダの「ホンダe」のようです。
12.3インチのインフォテイメントディスプレイとデジタルミラーモニターがそれぞれ2つずつ備わり、さらに8.8インチのメーターディスプレイも加わることで、計45.4インチという巨大なディスプレイとなっています。
単一のディスプレイとしては、テスラの「モデルS」や「モデルX」に搭載されている17インチの「シネマティック ディスプレイ」が大きなもののひとつのようです。
より身近なモデルで言えば、2023年6月に登場したトヨタの新型「アルファード/ヴェルファイア」が14インチのディスプレイを搭載しているほか、同じくトヨタの「ハリアー」や「クラウン」など多くの車種で12.3インチのディスプレイが採用されています。
車載ディスプレイの大型化は、カーナビのマップやエンターテイメントコンテンツの視認性向上に加え、搭載されるさまざまな機能を一元的に管理しやすいなどのメリットがあります。
また、物理ボタンを最小限にすることができることから、内装のデザインをすっきりとさせることができるというデザイン上の利点もあります。
さらに、上で挙げたEQSやホンダe、モデルSやモデルXはいずれもBEVです。
そこのことからもわかるように、大型の車載ディスプレイを搭載化することにより先進的なクルマであることをアピールすることができるのも、自動車メーカーにとっては大きなメリットと言えます。
某アニメの360°モニターにしたら何インチになるんだろうな?
360°かどうかは別にしても、ドアや後席なんかは透過風で周囲の状況を投影したら100インチでは足りないだろうな。