爆速すぎ! 300馬力「高級ミニバン」が「めちゃ気持ちよかった!」 超豪華内装もスゴイ「エリシオン プレステージ」に走り屋も驚いた!
かつてホンダのフラッグシップミニバンとして君臨していた「エリシオン」には、とびきり豪華で高性能な「エリシオン プレステージ」がラインナップされていましたが、今でも「あれは凄かった!」と懐かしむ声が寄せられています。
「ミニバンなのに恐ろしく速い」と語り継がれる伝説の存在
トヨタが2023年6月に「アルファード/ヴェルファイア」をフルモデルチェンジしたり、今秋にはレクサスから「LM」の日本導入が予定されているなど、今年2023年は高級ミニバンの市場がイッキに活気づいています。
そんななかホンダも「オデッセイ」を2023年冬に復活させると先行発表し期待が高まるところですが、同社ではかつて、さらに高級でパワフルな「エリシオン プレステージ」をラインナップしていたことがあり、いまなおアツい注目を集めています。
エリシオンは2004年5月、当時のオデッセイよりもひと回り大きなボディと両側スライドドアを備えた堂々としたスタイルで誕生しました。
2002年に登場したトヨタ「アルファード」や、同年に2代目となった日産「エルグランド」などの高級ミニバンをライバルに見据えながら、スマートなスタイリングやオシャレで開放的な室内空間など独自の魅力を武器に、デビュー早々にホンダファンの支持を集めています。
そして2006年12月に実施されたマイナーチェンジ時、上位モデルとして「エリシオン プレステージ」が追加設定されました。
スマートなスタイリングがウリのエリシオンとは異なり、ライバル車を意識した大型ヘッドライトと大型グリルを採用し、豪華さを増したインテリアとなったことで再び注目を集めます。
外観上の変化だけではなく、当時のミニバンでは最高出力となる300PSを発生する(4WD車は279PS)3.5リッターV型6気筒のVTECエンジンを搭載し、大径18インチホイールや剛性を高めた専用サスペンションユニットなどの採用とともに、走りの面でもライバルを圧倒する作戦でした。
2013年秋に5代目オデッセイに統合されるかたちで絶版車となるまで、独自の魅力を放ち続けたエリシオン プレステージですが、今なおホンダファンを中心に根強い支持を集めており、SNSなどでは反響の声が寄せられています。
なかでも、ホンダといえば高性能なエンジンこそが魅力だと考えるファンが多いようで「VTECで高回転まで回る3.5リッターエンジンとか、想像しただけでスゴイ」「有名レーサーが当時“ミニバンなのに恐ろしく速いんだよ”と語っていた」など、憧れる様子が伝わります。
また実際に所有したオーナーたちも「めちゃめちゃ気持ちイイ加速です」「燃費は悪かったけど走りはよかった」など、唯一無二の走りの性能を満喫していたようです。
反面で、アルファードなどのライバルに対し「ボディサイズがひと回り小さくて、こういうのが欲しい人のツボにハマりにくかった」「荷室が狭い」「居住空間にもう少し余裕が欲しかった」など、やや物足りなさを感じていた人もいたと分析し、それがモデル消滅に至った理由だと語っていました。
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日本では絶版車となったエリシオンですが、中国市場では5代目オデッセイの兄弟車として、2代目モデルが現地で生産されています。
オデッセイに対し豪華さを増した上位モデルのような位置づけとなっており「日本でも売ればいいのに」と考えるホンダファンも少なくないようです。
前述した今冬復活の新型オデッセイは、歴代初の中国製モデルが導入される予定です。
その販売が好調であれば、今後中国製エリシオンが国内へ追加導入される可能性もゼロではないかもしれません。
そ~おそれは良かったね!!どうして日本で売れなかったんだろう・・・