マツダ最上級SUV「CX-8」生産終了へ 約6年の歴史に幕! 唯一の「3列SUV」後継モデルがまもなく登場か
マツダは2023年10月31日、フラッグシップSUV「CX-8」の生産終了を発表しました。約6年のモデルライフに幕を閉じますが、どのようなモデルだったのでしょうか。
マツダ最上級SUVが生産終了
マツダは2023年10月31日、フラッグシップSUV「CX-8」を12月下旬に生産終了することを発表しました。
CX-8はマツダのラインナップでは唯一3列シートを持つモデルでしたが、今回の生産終了により約6年のモデルライフに幕を閉じます。
CX-8は2017年12月にデビューしました。
マツダ車に共通するデザインテーマ「魂動デザイン」の採用をはじめ、マツダらしいデザインや質感、走りを追求したといいます。
また、当時のマツダラインナップでは「ビアンテ」や「MPV」といったミニバンが生産終了してから3列シートモデルが不在となっており、CX-8では大人でもしっかり座れる3列目シートを設けるなど、新たな3列シート車として注目されていました。
ボディサイズは全長4925mm×全幅1845mm×全高1730mm、ホイールベースは2930mmと国内のマツダ車では最大となり、現在国内で展開されているクロスオーバーSUVとしても大きなサイズを持つことが特徴です。
当初の売れ行きは好調で、2018年・2019年では国内3列シートSUVでは2年連続1位を獲得しています。
また登場後、度重なる年次改良を実施しており、2022年11月にはデザイン変更を伴う大幅な改良を実施。
最新の「魂動デザイン」を採用することで、フロント・リアバンパー、フロントグリル、前後ライトなどのデザインを変更しています。
バリエーション展開も、タフなイメージを高める「グランドジャーニー」、ブラック基調でスポーティな雰囲気に仕上げた「スポーツアピアランス」といった特別仕様車が追加されています。
パワートレインは2.5リッターガソリンモデルと同ターボモデル、2.2リッターディーゼルターボモデルを用意し、全車FF(前輪駆動)と4WDを選択できます。
今回の発表では、マツダは公式サイト上で次のようにアナウンスしています。
「CX-8は、『走りやデザインを諦めたくない。でも家族や友人ともドライブを楽しみたい』と考えるお客さまに対し、多人数乗用車の新たな選択肢としてマツダが提案し、2017年に発売しました。
導入以来、日本のファミリーのための3列シートクロスオーバーSUVというカテゴリーを創出し、長い間たくさんのお客さまにご愛顧いただきました。誠にありがとうございました。
ご注文が、12月までの生産台数に達した時点で、販売終了となります。12月生産終了までにご注文可能な機種など、詳細につきましてはお近くの販売店にお問い合わせください」
なお、マツダは2021年に「2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画」という発表を実施しており、このときに日本市場で「CX-60」「CX-80」のふたつのニューモデルを導入することを明らかにしています。
このうち、CX-80については3列シートを装備することが明言されています。
実際にマツダの販売店では次のように話しています。
「CX-8は、新型CX-80が近い将来ラインナップに加わることから、近いタイミングで生産終了することは噂されていました。
しかしCX-80の生産が遅れているという話もあり、CX-8はしばらく継続するとも聞いていましたので、もしかしたら新型CX-80の目処が立ったのかもしれません」
また、マツダによると「CX-8の直接的な後継モデルはCX-80になります」と話していることから、今後登場するCX-80が新たなフラッグシップモデルとして用意されます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。