台風で「コインP」から出庫出来ない!? 駐車料金は「満額」支払うべき? 気になる答えは?
2023年8月15日から16日かけて台風7号が日本列島を通り抜けていきます。基本的には「不要不急の外出」は控えるべきですが、万が一にコインパーキングなどに駐車したクルマが出せない場合にはどうなるのでしょうか。
台風時には出来るだけクルマを安全な場所に避難させるべき
日本列島は夏から秋にかけて台風が上陸しやすくなり、台風接近時には強風や大雨が相次ぎます。
このような大雨の場合、各地で冠水や水没といった被害が報告されます。
またコインパーキングからクルマが出せなくなる状況も考えられますが、この場合でも通常の駐車料金はかかるのでしょうか。
2023年8月15日から16日にかけて台風7号が日本列島を通り抜けていきます。
すでに鉄道会社や航空会社も計画運休・欠航をアナウンスしています。
またクルマでの移動に関しては、各高速道路などから「通行止め」が予告されており、常に最新情報を気にしておきましょう。
その一方でJAFによれば2022年9月に発生した台風15号の際には、静岡県内だけで冠水によるロードサービスの件数が2000件を超えたというデータが公表されていました。
このような状況では、冠水によって「コインパーキングからクルマが出せなくなる」、「駐車していたクルマが水没する」といった状況が起きる可能性が考えられます。
自然災害によりクルマを出したくても出せない場合でも駐車場料金はかかるのでしょうか。
全国で時間貸駐車場「タイムズパーキング」を展開するパーク24株式会社の経営企画本部の担当者は、以下のように話しています。
「タイムズパーキングは、お客様の車両をお預かりするサービスではなく、駐車するためのスペースを提供するサービスになります。
弊社においては、この前提に沿った利用約款を定めており、駐車場内やウェブにて掲出しております。
つきましては、気象予報等で自然災害の可能性がある際には、安全な場所に車両を避難いただくなど、お客様自身で車両を管理いただければと存じます」
また、クルマの補償に関して前出の担当者は以下のようにも説明しています。
「お客様自身での車両管理を前提として、それに起因した車両の損害や出庫不可については、当社の故意または過失がある場合を除いて補償の対象外になり、駐車中の駐車料金も発生いたします」
このように、自然災害が理由でコインパーキングからクルマを出せなくなる、クルマが水没するといった事情があっても、基本的には管理会社からの補償はないと考えておいたほうが良いでしょう。
では、すでに冠水している状況でクルマを移動させたい場合にはどうすれば良いのでしょうか。
その場合の対処方法について前出の担当者は以下のように話しています。
「万が一水没等により車両が動かせないなどのトラブルでお客様がお困りの際には、出庫対応などのサポートはさせていただきますので、コールセンターまでお問い合わせください」
※ ※ ※
コインパーキングはあくまで駐車スペースを貸し出すサービスです。
そのため、基本的に自然災害によって発生した損害などについては補償されません。
事前の情報収集により、台風などの状況を把握して、早めにクルマを安全な場所へ避難させておきましょう。
台風でネット動画が見れなかった
ということは、料金が発生しないよう、台風で機能が停止している中で車の安全を確保するために、駐車場設備を壊して車を出しても緊急避難にあたるから損害賠償責任は生じないってことですね。