「あっ…やっちゃった!」 クルマを擦ったらすぐ修理してる? 小さなキズが及ぼす「大きなダメージ」とは! 売却時に影響も

クルマを運転していると、壁などにうっかり車体をこすってしまうことがあります。しかし塗装が完全に剥がれて金属面が見える状態になったクルマは、修理を後回しにしてしばらくそのまま使用しても問題は無いのでしょうか。

小さなキズでも要注意!? 考えられる大きな影響とは

 クルマを運転していると、ガードレールや壁などにうっかり車体をこすってしまうこともあるでしょう。

 塗装表面の“クリア層”にキズが付く程度で済むこともあれば、塗装が完全に剥がれるほど深いキズになってしまうことも。

 しかし「塗装が剥がれて地の“金属面”が見えるような状態」になった場合、修理を後回しにしてしばらくそのまま放置しても問題は無いのでしょうか。

小さなキズでも注意が必要!
小さなキズでも注意が必要!

 ボディの金属面が見えるような状態になっても、キズ自体がそこまで目立たない大きさであれば「ひとまずそのまま」にする人もいるかもしれません。

 では、そのような状態のキズを放置しておくとどうなってしまうのでしょうか。中古車ディーラーの整備士に話を聞いたところ、以下の回答がありました。

「塗装が剥がれるほどのキズが付いたままクルマを放置してしまいますと、雨などで金属面が濡れた後にすぐサビてしまう可能性があります。

 実は、クルマの金属パーツは『塗装に覆われる』ことによって守られており、それが剥がれて無くなっている状態は危険で無防備な姿だと言えるのです。

 そのため、海が近かったり雨が多いなどの環境にも左右されますが、一般的にはキズできてから1週間ほどでサビが出てくることも考えられます」(中古車ディーラーの整備士)

 また、最初は小さいサビに見えるため「大したことない」と捉えてそのまま放置すると、サビはどんどん広がっていき、やがて塗装面にキズの無い部分までサビてしまうといいます。

 さらに、サビの範囲が広がったことでパーツ全体の強度も低下し、クルマ自体の安全性にも影響を及ぼす可能性もあるのです。

 そうなると、大掛かりな修理や多くの部品の交換が必要になります。もちろん、サビが広範囲にわたっているクルマとなると、売却時の査定額にも影響が出るでしょう。

 このように、小さなキズだからと放置してしまうと、最終的に多くの手間にくわえてお金もかかってしまうことが考えられるため、小さく見えても金属まで達している深いキズは放置しないようにしましょう。

【画像】これはエグい! ボコボコになった「高級車」の画像を見る(18枚)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー