直線距離約20キロでもぜんぜん違った!? どっちが速い? 「スマホ地図アプリ」vs「カーナビ」の意外な結果とは
比べて分かった「カーナビ」と「地図アプリ」設計思想の違い
2チームでは、ルート選択の考え方が大きく違っていました。
カーナビでは一般的に複数のルートを選択する機能があり、距離優先や一般道優先などの選択肢のなかで「最速ルート」もあります。
そんななかで今回のテスト車両には、推奨ルートが真っ先に表示される仕様となっていました。
これに対し今回使用した地図アプリでは、何より「最速」でゴールに到着することを優先したルートを瞬時に選んだのです。
このスピード感は、スマホならではの感覚といえます。
反面、有料区間を駆使して最速ルートを選んだ結果、730円の通行料金がかかっています。
今回のルートでは、わずか3分の早着のためにこのエクストラコストをかけたことになります。
カーナビではこうしたコストとのバランスを最適化したうえで、推奨ルートを選択していることも同時に理解できます。
この設計思想の違いをどう判断するかは悩ましいところですが、ルートの距離が長くなればなるほど、その差は広がっていくのも確かです。
また、おそらくカーナビでも、今回のルートよりも長い区間の場合には高速道路を使ったルートを最適と判断し、推奨することでしょう。
なおスマホの地図アプリでも、カーナビ同様に「高速道路を使わない」「有料道路を使わない」といった経路オプションを選択できます。
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地図アプリのほかに、スマホにはカーナビ機能に特化した専用のアプリも用意されています。
その場合は、車載カーナビ同様の多機能なルート選択も可能となっているので、頻繁にクルマの移動を行う人は使ってみると良いでしょう。
車載カーナビやスマホアプリ、いずれの場合でも、ルート設定をしたらすぐにスタートせずに、一般道ルートなど他の選択肢も比較してから走り出すことを強くオススメします。
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