車のドア「どうやって開ける!?」 えっ、ドアノブ消えた!? 近付くと「ヌーッ」ドアハンドルが出てくる仕組みとは
通常はノブを引くと開くクルマのドアハンドルですが、近年はそれ以外のタイプも普及しているようです。様々なドアハンドルについて紹介します。
上からも下からも握れる「グリップ」タイプが主流に
クルマのドアを開ける際に握る「ドアハンドル」(ドアノブ)には、おもに2つのタイプが使われています。ひとつはプレートを引き上げるようにして開ける「フラップタイプ」、もうひとつはグリップを握って手前に引く「グリップタイプ」です。
しかし最近は、それ以外のタイプもあるようです。どういったドアハンドルがあるのでしょうか。
フラップタイプのドアハンドルは、平成までのクルマの多くに採用されていましたが、最近では採用が減っています。
現在採用されているモデルとしては、トヨタ「ハイエース」やスズキ「エブリイ」のような商用車や、スズキ「ジムニー」などに見られます。
フラップタイプは、構造がシンプルで比較的低コストで作れるのと、厚みを薄くできるのがメリットで、商用車などでコストを重視するモデルでの採用が多いようです。
一方で、乗用車のドアハンドルの大半は、現在グリップタイプが主流となっています。
グリップタイプは上からも下からも握りやすいので、使い勝手に優れている点や、グローブをはめていても握りやすい点が挙げられます。
また、万が一事故にあった際、グリップにロープなどをひっかけることで救出作業がしやすくなるメリットもあり、各社で採用が広がっているようです。
グリップタイプが主流となるなか、デザイン性を高めるためにフラップタイプを使用するモデルもあります。
例えばホンダ「ヴェゼル」のリアのドアは、一見するとドアハンドルがないすっきりとした造形となっていますが、窓のフレーム部にひっそりとフラップタイプのドアハンドルが内蔵されており、デザイン性を高めています。
このように窓のフレーム部にドアハンドルが内蔵されているモデルとしては、スズキ「スイフト」、トヨタ「C-HR」などがあります。
いずれのモデルもリアのドア付近がすっきりとしていて、スポーティな印象を演出することに役立っています。
しかし、一見すると「どうやって開ければいいの?」と戸惑う、フラットなドアハンドルなどを採用する例も近年は増加傾向にあります。
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