トヨタの「本格SUV」どっち好き?「新型ランクル250」と「新型ランクル70」 2台の人気の違いがアンケートで判明!
トヨタは2023年8月2日、新型「ランドクルーザー250」と新型「ランドクルーザー70」を世界初公開しました。同時に発表された2台の新型モデルはどちらがより高い人気を獲得するのでしょうか。くるまのニュースでは独自に調査をおこないました。
新型「ランクル250」VS 新型「ランクル70」
トヨタは2023年8月2日、新型「ランドクルーザー250」と新型「ランドクルーザー70」を世界初公開しました。
「ランドクルーザー」は、日本のみならず世界中で高い人気を誇る本格SUVのシリーズですが、では今回発表された新型モデルの2台には、ユーザーから一体どのような意見が寄せられているのでしょうか。
オフロード・オンロードを問わない高い快適性を追求した新型ランドクルーザー250は、先代モデルに相当すると言われる「ランドクルーザープラド(4代目)」を上回る以上に力強い走りを目指し、ランドクルーザーシリーズのフラッグシップモデル「ランドクルーザー300」と同じGA-Fプラットフォームを採用したことで、悪路走破性が大幅に向上。
内外装のデザインには伝統とモダンを融合した意匠を取り入れ、機能性を感じさせる水平基調のデザインを採用しています。
また、外観デザインは2タイプ用意され、伝統を感じさせる「丸目タイプ」とモダンな「角目タイプ」をラインナップしました。
一方の新型ランドクルーザー70は、新型とは言っても基本構造を1984年に登場した「ランドクルーザー(70系)」から引き継いでおり、今回9年ぶり3度目となる再々販が決定した異例のモデル。
ランドクルーザー70とは「SUV」と言うよりも「クロカン」とでも呼ぶべき、過酷な岩場や道なき道を走破する、ランドクルーザーの中でも最も本格的な悪路走破性能を誇る存在です。
新型ランドクルーザー70のボディ形状は、1984年に発売されたモデルと大きく変わっておらず、現代のクルマとは思えないほど角張った四角いフォルム。
しかしフロントフェイスを印象づけるヘッドライトに「丸目」タイプを新採用したことで、レトロ感と先進性も併せ持つ新しい表情を完成させています。
インテリアデザインも、2014年に再販された際のモデルと大きな変更ありませんが、ステアリングやメーターなどが刷新。
USB充電口などを新たに装備したことで、現在のクルマに求められる使い勝手はしっかりと満たされています。
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同じランドクルーザーシリーズの新型モデルとして同時に初公開された「ランドクルーザー250」と「ランドクルーザー70」ですが、どちらがより高い人気を獲得するのでしょうか。
くるまのニュースでは『ランドクルーザー250とランドクルーザー70ではどちらが好みですか?』という質問でアンケートを実施。
その結果、『新型ランドクルーザー250が好み』という回答が60%にのぼり、新型ランドクルーザー70を支持した40%に若干の差をつけて高い人気を示す結果となりました。
アンケートの自由回答を見ると、新型ランドクルーザー70を高く評価した人はその理由として「古き良きデザインが最高です」「ヴィンテージ感があって良いね」「40年近く前のクルマを最新の技術で蘇らせているところに好感」「アウトドアかつコンサバなデザイン」「サイズ的に大きすぎない」を挙げており、かつてのランドクルーザー70のボディを使用しつつ丸目デザインを採用した“レトロな雰囲気”が好きだと答えた人が大半でした。
その一方で、新型ランドクルーザー250を評価した人は、「新型ランドクルーザー70の新しい顔がまだ見慣れない」「70は顔付き以外は古くさい」「クラシックなクルマに興味がないから」「古いデザインに魅力を感じない」「ランドクルーザー250の新しい感じが良い」「250は新しさと懐かしさを上手く表現している」と答えています。
どうやら新型ランドクルーザー250が好きと答えた人は、レトロなデザインに大きな魅力を感じず、比較対象となった新型ランドクルーザー70と比べて新しさが感じられる点に好感を持った傾向があるようで、両車の支持層は「レトロ好き」と「新しいもの好き」で真っ二つに分かれたかたちとなりました。
新型ランドクルーザー250と新型ランドクルーザー70は、どちらも角張ったボディを持つ本格的なSUVであり、2台とも他車と比べればレトロ側に位置しそうなモデルですが、今回のアンケート結果が示すように意外にも両車のユーザーの好みは大きく異なっているのかもしれません。
スタイルで選ぶと後悔するよ
まずスタイルは別にして足回りの違いを理解したうえで