「首都高コワすぎ…」 慣れていても「ヒヤリ」ポイント多数あり! 気をつけたい「要注意ポイント」とは

首都高速道路、通称「首都高(しゅとこう)」は、地元のドライバーでも緊張するというジャンクションが複数存在します。今回はそんな「要注意」ポイントを紹介します。

首都高は東京のベテランドライバーでも「緊張」する!?

 東京やその近郊に住むベテランドライバーであっても、いまだに緊張するという人が多いという首都高速道路、通称「首都高(しゅとこう)」。
 
 夏のドライブで使うことも多い首都高を走行する際、気を付けたいポイントをいくつかご紹介しましょう。

最大4車線の分岐と合流が重なることから、年間を通じて渋滞の多いポイントでもある首都高「箱崎JCT」[画像はイメージです]
最大4車線の分岐と合流が重なることから、年間を通じて渋滞の多いポイントでもある首都高「箱崎JCT」[画像はイメージです]

 この夏休みに、家族や友人と都内近郊へクルマで出かけようと考えている人も多いでしょう。

 しかし首都高独特のカーブや分流・合流の多さと、その先で不意に渋滞し前が詰まるヒヤヒヤ感は、できることなら避けたいところです。

 これらの要注意ポイントを事前に知っておくだけで、首都高を走る際の心の準備ができるというものです。

 自身が通過しそうなポイントだけでも、あらかじめ知っておくとよいでしょう。

 首都高を運営する首都高速道路株式会社が注意を呼び掛けている「要注意ポイント」をいくつか紹介しましょう。

●首都高4号新宿線「西新宿JCT」

 まず紹介したいのは、首都高4号新宿線下り、西新宿ジャンクション(JCT)付近の、坂道を下りながら左に曲がるコーナーのポイントです。

 下り坂のためスピードがのりやすく、コーナーのR(カーブの半径)もきついので、目の前に側壁が迫ってくる感覚に陥って急ブレーキをかけるドライバーも多く、十分に車間距離をとっていないと追突事故になりかねません。

 同区間の上り線も同様の急カーブであるばかりか、曲がった先に左から「新宿」入口の合流もあり、さらにその先もカーブ区間が続くので注意が必要です。

 早めの減速に加え、いつもにも増して十分な車間距離を心がけるようにしてください。

●首都高6号向島線「箱崎JCT」周辺

 分岐で気を付けたいのが、首都高6号向島線下り、江戸橋JCTから箱崎JCT間です。

 銀座方面からのC1(都心環状線)内回りと、竹橋方面からのC1外回りが合流する江戸橋JCTでいったん4車線となったあと、大きく左へ曲がりながら、中央の2車線と左右それぞれの1車線へ3つに分岐する箱崎JCTにつながります。

 なかでも、6号向島線へ向かう中央2車線を進もうとするクルマの車線移動が激しく行われることから、終日にわたって渋滞するポイントとなっています。

 渋滞が激しいときには、わずかな隙間を狙って合流してくるクルマも多いため、車両接触事故や急ブレーキによる追突事故が多いポイントです。

 自身が向かう方向に合わせ、事前に進む車線へ移動し準備しておくようにしたいところです。

 なお中央の2車線を進むと、箱崎JCTからしばらく進んだ先に、今度は7号小松川線への右分岐が現れます。

 また箱崎JCTで左右に分かれる各車線はどこに行くかというと、この先で1本に合流して9号深川線へ進みます。その先は首都高湾岸線との分岐となる辰巳JCTを経て、羽田空港・横浜方面や、成田空港に向かう東関東自動車道方面へ向かいます。

 手前の案内看板には、各車線ごとにこの先の各路線名や主な行き先の表示なども記されているので、よく確認しながら進む車線を選びましょう。

●高速中央環状線内回り 西池袋入口周辺

 合流で気を付けたいのが、高速中央環状線(C2)内回りの西池袋入口から本線へ入っていくポイントです。

 西池袋入口のETCゲートを通過したあとに下り坂があり、速度が上がった状況でC2へと右から合流するのですが、合流車線がかなり短いため、本線上を走っているクルマを確認できるのはわずか数秒。

 その間で、どの位置で合流させてもらうかを判断し、適切に速度をコントロールする必要があります。

 目測を誤って車両接触事故を起こしたり、合流に気を取られて渋滞末尾で追突してしまうなど、危険なポイントとされています。

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