1700万円超え! “王冠”輝くトヨタ「クラウンミニバン」がスゴい! 高級感ヤバすぎる「クラウンヴェルファイア」中国仕様どんなモデル?
中国では、一汽トヨタが高級ミニバン「クラウン ヴェルファイア」を販売しています。日本で販売されている「ヴェルファイア」とは、何が違うのでしょうか。
中国の「クラウンヴェルファイア」って一体ナニ?
日本では「クラウン」と「ヴェルファイア」はそれぞれ独立した別の車種ですが、中国ではクラウンシリーズのミニバンとしてクラウンヴェルファイアがラインナップされているのです。
日本のヴェルファイアと中国のクラウンヴェルファイアは何が違うのでしょうか。

現在の“高級ミニバンの代名詞”ともいえるのがトヨタ「アルファード」です。
初代アルファードは2002年に発売され、2008年の2代目アルファード登場と同時に、兄弟車としてヴェルファイア(初代)が設定されました。
ヴェルファイアはアルファードよりも強い存在感を放つエクステリアを持ち、日本では2015年に2代目、2023年に3代目(現行)へと進化しています。
いっぽう中国では2021年に、2代目ヴェルファイアをベースとした初代クラウンヴェルファイアがデビュー。2023年には、ヴェルファイアの3代目へのフルモデルチェンジに合わせて、2代目の現行型が登場しました。
中国では「クラウン」ブランドが高級車の証となっており、富裕層のステータスと考えられていることから“クラウン”を冠したさまざまなモデルが存在。
クラウンヴェルファイア以外にも、ラージサイズSUVの「クラウンクルーガー(ハイランダー)」や、クロスオーバーSUVの「クラウンスポーツクロス(クラウンクロスオーバー)」セダンボディの「クラウン」などを中国国内で販売しています。
クラウンヴェルファイアのボディサイズは全長5005mm×全幅1850mm×全高1950mm、ホイールベースは3000mm。
日本で販売されているヴェルファイアは全長4995mm×全幅1850mm×全高1945mm、ホイールベースは3000mmなので、クラウンヴェルファイアの方が全長は10mm長く、全高は5mm高くなっています。
パワートレインは2.5リッター直列4気筒エンジン(A25B-FXS型)をベースにしたハイブリッドと4WD(E-Four)の組み合わせのみ。乗車人数はすべて7人とシンプルなグレード体系となっています。
日本のヴェルファイアとの違いは大きく3つあり、エクステリア、インテリア、そして価格です。
まず、クラウンヴェルファイアのエクステリアでは、フロントグリルのセンターに鎮座する「クラウン」のエンブレムが目立ちます。Bピラーにも同様のエンブレムを配置して高級感を演出しました。
インテリアでは同様のエンブレムがステアリングホイールにもあしらわれているほか、ナビ画面などの言語は当然ながら中国語となっています(各種物理スイッチの一部は英語のまま)。
日本のヴェルファイアと最も大きく異なる点は価格設定です。
まず日本のヴェルファイアは670万円~1085万円(消費税込、以下同)、クラウンヴェルファイアと同じ2.5リッターハイブリッド・4WDモデルは、727万円~902万円です。
いっぽうクラウンヴェルファイアは89万9000元~92万9000元で、現地では約1798万円~約1858万円(1円=20元で計算)とかなりの高額車になります。
このように、ほぼ1000万円を上乗せした形となるため、中国のクラウンヴェルファイアがいかに高額であるか分かるでしょう。
なお、中国では金額を上乗せすれば納期を早められるというシステムがあり、実際に支払う金額はさらに高いとも言われています。
Writer: 廣石健悟
1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)







































