えっ…? 「ロードスターフェラーリ」誕生!? マツダ車に見えない「謎のクルマ」 美しい「イタリアクラシック」とは
フェラーリみたいなロードスターとはどんなモデルなの? 正体は?
このロードスターに装着されているのは、アメリカのカーデザイナーであるジム・シンプソン氏の「シンプソン・デザイン」によって設計されたボディキットです。
かつてはマツダと協力関係にあったというシンプソン氏は、NA型をベースとしたコンプリートカー「イタリア クラシック」をこれまでに90台以上制作してきたといい、今回発見された個体はそのうちのひとつのようです。
この個体を販売する中古車販売店によれば、2019年におよそ5000ポンド(約91万円)をかけてボディキットを取り寄せ、内外装から機関系にいたるまで、時間を掛けて作り上げてきたといいます。
外装は非常にコンディションがよく、ホイールやマフラー、灯火類なども良い状態が保たれています。
エンジンやトランスミッションは交換されているほか、「ジャクソン・レーシング」製のスーパーチャージャーによって、最高出力は170bhp(約172馬力)へと高められています。

また、ステンレス製のエキゾーストパイプによって、よりクラシカルかつレーシーな雰囲気を強めている点もポイントです。
オーナーのこだわりが感じられるこのロードスターは6500ポンド(約120万円)の値がつけられていましたが、2023年7月31日現在はすでに販売を終了しているようです。
※ ※ ※
イタリア クラシックは、過去に日本の中古車市場にも登場したことがあるようです。
また、ジム・シンプソン氏は、イタリア以外にもロードスターをベースとしたさまざまなコンプリートカーを製作しています。
それらはアストン・マーティン「ザガート」やフェラーリ「250SWB」、ロータス「XI」などといった歴代の名車をモチーフとしており、いずれもロードスターがベースとなっているとは思えないほどのクオリティに仕上げられています。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

















