“5MT搭載”のホンダ「コンパクトミニバン」!? ホンダ「モビリオ」がまだ売ってた!? 全長約4mボディに3列シート+スライドドアを詰め込んだ意欲作の”今“とは

現在ホンダは、コンパクトミニバン「フリード」をラインナップしていますが、このフリードには前身となる全長約4mのボディに3列シート+スライドドアを備える絶妙なパッケージングを実現した「モビリオ」というクルマがあったのをご存知でしょうか。2008年には販売を終了し、現在はラインナップされないモビリオですが、インドネシアでは現在もこの名前を関したコンパクトミニバンが販売されています。

ホンダ「モビリオ」に2代目があった?

 現在ホンダは、コンパクトミニバン「フリード」をラインナップし、トヨタ「シエンタ」としのぎを削っていますが、このフリードの前身となる全長約4mのボディに3列シート+スライドドアを備える絶妙なパッケージングを実現した「モビリオ」というクルマがありました。

 2008年には販売を終了し、現在はラインナップされないモビリオですが、インドネシアでは現在もこの名前を関したコンパクトミニバンが販売されています。2代目へと進化しているようですが、どのようなクルマとなっているのでしょうか。

これがあのモビリオ!? インドネシアで販売されるホンダ2代目「モビリオ」
これがあのモビリオ!? インドネシアで販売されるホンダ2代目「モビリオ」

 モビリオは、当時「グローバル・スモールプラットフォーム」と新世代「i-シリーズ」エンジンを核にした「SMALL MAX」シリーズの第2弾として2001年に登場。クルマを生活の道具として「日々使いこなしたい」と願うユーザーに向け、「デイリーデザイン」をコンセプトに開発されました。

 グローバル・スモールプラットフォームの採用で高水準の衝突安全性能とショートノーズ化を両立した低床ビッグキャビン、センタータンクレイアウト(燃料タンクの1列目シート下配置)により生まれたしっかり座れる3列目シートと多彩なシートアレンジ、乗り降りしやすい後席両側スライドドア、専用開発の1.5L i-DSIエンジンとホンダマルチマチックSによる低燃費、ヨーロッパの路面電車をモチーフにした斬新で未来的なスタイルなど当時としては非常に斬新な、コンパクトミニバンの草分け的存在でした。

 そんな意欲作のモビリオは2008年に販売を終了し、その役目をフリードに引き継ぐと、以後日本では同名の車名を用いたクルマはラインナップされていません。

しかし、インドネシアでは、2013年に発表された2代目が現在も販売されています。

 2代目モビリオは、インドネシア国内で最も販売台数の多いマルチパーパスビークルの低価格帯市場に、当時ホンダとして初参入するモデルでした。

 ボディサイズは、全長4386mm×全幅1683mm×全高1603mmとコンパクトなボディサイズながら、3列シートで乗車定員7名分という広々とした室内空間を確保。路面状況を考慮したSUV並の最低地上高189mmを確保しながら軽快な走行性能を実現するなど、インドネシア国内の道路環境や天候、ユーザーの使い勝手を徹底的に現地調査して開発されたモデルです。

 エクステリアは、ホンダがアジア市場で展開する最小級コンパクトカー「ブリオ」を引き伸ばしたような有機的なデザインが特徴で、なかでも、BピラーとCピラーの間の後ろに向かって下るサイドウインドウのラインが印象的です。

 インテリアは、コンパクトなボディサイズながら広々とした空間を実現するためか、比較的シンプルなデザインとなっています。

 パワートレインは、最高出力118馬力・最大トルク145Nmを発揮する1.5リッター直列4気筒i-VTECガソリンエンジンを搭載、これに組み合わせるトランスミッションは5MTのみです。

 ボディーカラーは、タフタホワイト、メテオロイドグレーメタリック、クリスタルブラックパールの3種。

 価格は、2億3590万ルピア(約222万円)です。

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