トヨタ「ハイエース」の特別仕様!? 激レアの「5MT×3000ccディーゼル」搭載! “赤いランプ”完備の謎仕様「Ambulance」比で発見
もはや商用バンの代名詞と言っても過言ではないトヨタ「ハイエース」。日本で販売される現行型は5代目の200系ですが、フィリピンでは200系の“救急車仕様”が用意されています。
救急車仕様が買える?
もはや商用バンの代名詞と言っても過言ではないトヨタ「ハイエース」。日本で販売される現行型は5代目の200系ですが、国外では6代目となる300系も登場しています。
販売される地域によっては200系のみ販売している地域も300系を販売している地域も存在しますが、これら両方を扱う地域もあります。
フィリピンも200系と300系を併売する地域ですが、なんとフィリピンにはカタログモデルで“救急車仕様”が用意されています。
ハイエースは、商用車としてあらゆる用途で活躍するワンボックス型バン。そのデザインや利便性もあってか、商用だけでなくアウトドアレジャーや車中泊などを楽しむ一般の個人ユーザーからも絶大な支持を集めており、路上を歩けば必ず1台は遭遇する、馴染み深いクルマです。
前述の通り日本で販売されるのは、5代目となる200系ハイエースで、すでにデビューから19年以上が経過し、次期型の登場も常に期待されている状況です。
ですが、国外では後継モデルとなる6代目の300系ハイエースがすでに登場しています。この300系は、空間効率性の高いキャブオーバータイプの200系に対しボディサイズを拡大するとともに、安全性や整備性の高いセミボンネットタイプとなっています。
日本では300系ハイエースをベースにした大型ワゴン「グランエース」がラインナップされているものの、商用バン仕様の300系新型ハイエースは、ボディサイズが大きすぎるためか、日本国内では販売されていません。
しかし国外では、300系の販売のみならず200系も継続販売している“併売”の地域もあります。その地域のひとつがフィリピンです。
フィリピンの200系ハイエースは、日本の仕様と大きくは変わりませんが、左ハンドルとなっているほか、パワートレインが違います。
日本で販売される200系ハイエースのパワートレインには、2.8リッターディーゼルエンジン、2.7リッターガソリンエンジン、2.0リッターガソリンエンジンの3種で、組み合わされるトランスミッションは6速ATのみですが、フィリピンの200系ハイエースには3.0リッター直列4気筒ディーゼルエンジン“1KD-FTV”が搭載され、組み合わされるトランスミッションは5速MTのみとシンプルな構成です。
装備も全体に簡素なこともあり、プロユース向けの色合いも濃いフィリピンの200系ハイエースですが、日本では一般販売されていない “救急車仕様”「Ambulance(アンビュランス)」も通常のカタログモデルとして用意されています。
Ambulanceには通常とは違う救急車用の装備が用意されています。
エクステリアでは、簡易的なルーフキャリアの上に赤と青の回転灯が備わるほか、AMBULANCEの文字ロゴステッカーがボディ各所にあしらわれます。
インテリアには、前席の他に、格納式のシートが2つ後席に備わり、スパインボード(担架)用の固定器具や、点滴ホルダーや酸素ボンベブラケットも装備されます。
価格は、149万9000フィリピン・ペソ(約384万円)。ちなみに通常のハイエース(カーゴ)は116万6000フィリピン・ペソ(約298万円)、多人数乗車可能なバス(コミューター)は137万9000フィリピン・ペソ(約353万円)です。
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フィリピンでは救急車仕様も用意され、19年以上もほぼ変わらない姿で存在する200系ハイエースですが、ここに来て一部メディアやSNSなどで、 “現状の販売枠で受注が終了する”とささやかれており、200系同等サイズで日本独自の新型モデルが登場するのではないかと期待されています。
200系ハイエースの“次期型モデル登場”となるのか、注目です。
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