トヨタ「快速ワゴン」が意外に人気! 「SUVではなくワゴン」を選ぶのはなぜ? 「走り」重視する人向けのクルマとは
トヨタのステーションワゴン「カローラツーリング」ですが、数あるボディ展開の中でも人気だと言います。昨今流行りのSUVにはない魅力とはどのようなものなのでしょうか。
SUV全盛でも高い人気!トヨタ「カローラツーリング」の現状は?
トヨタ「カローラ」と言えば、長い歴史を持つ同社を代表するロングライフモデルです。
現在は、12代目がいくつかのボディタイプを設定して発売されていますが、中でもワゴンの「カローラツーリング」は人気です。マイナーチェンジから半年経った現状はどうなっているのでしょうか。
1966年に初代モデルが誕生したカローラ。現在までにセダン、クーペ、ハッチバック、ワゴン、バン、ミニバン、SUVなど多岐なボディタイプを展開してきました。
12代目となる現モデルは、日本で2018年に「カローラスポーツ」、2019年に「カローラ(セダン)」「カローラツーリング(ステーションワゴン)」、2021年に「カローラクロス(SUV)」、2022年に「GRカローラ」、その他11代目となる「カローラアクシオ」と「カローラフィールダー」をビジネス向けに継続するなど、複数モデルをラインナップ。
なかでもカローラツーリングは、売れ筋モデルとして挙げられます。
カローラツーリングは併売されているカローラフィールダーの後継モデルとして2019年に登場しました。
ワイド&ローかつスポーティなデザインでスタイリッシュなシルエットやワゴンならではの広い荷室を特徴としています。
2022年10月にはカローラ、カローラスポーツと共に一部改良され、「パワートレーン刷新」・「最新の安全機能の導入」・「より進化したコネクティッドサービスの提供」などの改良が行われました。
また、デザインではヘッドライトの変更や横基調のブラックグリルの採用など、エレガントなフロントフェイスとなったことでも注目が集まりました。
グレードは「W×B」「G」「X」の3グレードで、各グレードにハイブリッドモデルとガソリンモデルが用意されています。また、ハイブリッドのモデルには2WDのモデルと電気式4WDシステム「E-four」が設定されています。
一部改良から半年以上が経過しましたが、カローラツーリングの現状について、首都圏内のトヨタ販売店担当者は次のように話します。
「カローラツーリングは一部改良からも変わらずコンスタントにオーダーがあります。
デザインを魅力として買う人が多く、W×Bのグレードが一番人気です。
また、走行性能や燃費を魅力としている『E-four』のモデルが特に人気です。
荷室をある程度使えて走りも良いクルマを好む人からカローラツーリングは特に人気です」
さらに、カローラツーリングの人気について、別の販売店担当者は次のように話します。
「カローラツーリングは街乗りから長距離移動まで、さまざまな用途で幅広い層から人気です。
天井に釣竿を引っ掛けることができ、釣りなどのレジャー利用をしたいという人が買うケースもあります。
アウトドアで利用するクルマとしてはSUVがメインになりますが、ステーションワゴンでもアウトドア需要は高く、『SUVほどのボディサイズはいらないけど、広い荷室があるクルマに乗りたい』という人がカローラツーリングを買う傾向にあります」
一方で、ステーションワゴンの最近の傾向について、前出の担当者は「最近では若い人にはSUVやミニバンが人気です。そのため、ステーションワゴンであるカローラツーリングを買う人は、年配層が多いといった印象です」と話します。
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現在、日本市場における国産メーカーのワゴンは、カローラツーリング、カローラフィールダー以外にマツダ「マツダ6(ワゴン)」、スバル「レヴォーグ」、「インプレッサ」、光岡「リューギワゴン」がラインナップ。
過去にはホンダや日産にもワゴンがラインナップしていましたが、近年では徐々に姿を消しています。
フィールダー継続販売は偉いと思う。
5ナンバーユーザーを見捨てないトヨタ様。