新車価格の約5倍？ 15万キロ超えの日産車が約3000万円で落札

　Cars and Bidsは北米にあるクルマを競売にかけるオークショニアで、同名のオークションサイトを運営しています。

　そんなCars and Bidsで2023年6月、日産「スカイラインGT-R（R34型）」が出品され、21万ドル（約2911万円）で落札されました。

　今回オークションにかけられたのは、1999年式のスカイラインGT-R（R34型）Vスペックです。

　ベースとなる10世代目「スカイライン」は1998年5月に登場し、その約8か月後の1999年1月にGT-Rが追加。先代のR33よりもボディサイズを縮小し、フットワークに優れた運動性能を実現したモデルです。

　Vスペックは、専用エアロパーツや専用チューニングされたサスペンションを設定したハイスペックモデル。日産独自の4WDシステムである「アテーサ E-TS PRO」やアクティブLSD、マルチファンクションディスプレイなども搭載されています。

　今回出品されたスカイラインGT-R（R34型）Vスペックの外装色は、ミッドナイトパープルII。見る角度により色が変わる不思議なカラーリングです。

　パワートレインは、最高出力280馬力を発揮する2.6リッター直列6気筒ツインターボエンジン。これに組み合わされるトランスミッションは6速MTです。

　ほとんどのパーツが純正のままで、走行距離は15万3560kmとやや過走行気味。外装・内装ともに損傷は少なく綺麗な状態です。

　出品地域はアメリカ・カリフォルニア州。2023年6月9日に44回の入札の末、21万ドル（約2911万円）で落札。スカイラインGT-R（R34型）Vスペックの新車価格は約600万円でしたので、約5倍の価格で落札されたことになります。

［編集部注記：2023年7月24日、本文の一部を修正しました。］