なぜ「カクカク…クラウン」の人気高まる? 見た目は王道「4ドアセダン」だけど… 「アスリート」に熱視線が集まるワケ

11代目となる「17系クラウン」がここ数年の中古車市場において高値で取引されているようですが、どのような理由があるのでしょうか。

なぜ人気高まる? 17系クラウンどんなクルマ?

 トヨタ「クラウン」といえば、日本を代表するモデルで、2022年には16代目が登場しました。
 
 その一方で、11代目となる17系クラウンがここ数年の中古車市場において高値で取引されているようですが、どのような理由があるのでしょうか。

いまから20年以上前に登場した11代目「クラウン(17系)」だが…人気なワケは?(画像提供:元オーナーB氏)
いまから20年以上前に登場した11代目「クラウン(17系)」だが…人気なワケは?(画像提供:元オーナーB氏)

 ここ1、2年、新型コロナウイルス感染症による部品供給の遅延や、半導体などによって新車が長納期化しています。

 それに伴い、中古車の需要が増したことで中古車価格が高騰しており、2023年に入ってからは中古車高騰のピークは過ぎたといわれているものの、中古車市場は依然として高い相場となっています。

 そんななか、現在の中古車市場では17系クラウンの価格が特に高騰しているようです。

 クラウンは、1955年に初代が登場し、トヨタの長い歴史を支えてきた代表的なモデルです。

 2022年7月には16代目となる「クラウンクロスオーバー」、「クラウンスポーツ」、「クラウンセダン」、「クラウンエステート」の4タイプが登場し注目を集めました。

 そして、17系クラウンは1999年に登場した11代目となるモデルです。

 11代目ではステーションワゴンに「エステート」をラインアップし、従来の「ロイヤル」シリーズとスポーティな「アスリート」シリーズなどが存在しています。

 17系クラウンのもっとも大きな特徴は、クラウンアスリートが最後の直列6気筒エンジン搭載のクラウンであることです。

 アスリートGのエンジンには220ps/30.0kgmを発生する直列6気筒3リッターDOHC、アスリートVには280ps/38.5kgmを発生する直列6気筒2.5リッターDOHCターボが搭載されました。

 また、後にアスリートプレミアムというグレードが追加され、200ps/25.5kgmを発生する、自然吸気の直列6気筒2.5リッターDOHCを設定しています。

 約20年前のクルマながら、その信頼性などを理由に中古車市場でも一定の需要を発揮しています。

 実際に17系クラウンを所有していたA氏は気に入っていた部分について次のように話しています。

「少し前の高級車らしくシートが柔らかく、長時間座っていても疲れにくく、室内は寝れるくらい広かったです。

 17系クラウンは約4年ほど所有しており、2022年まで持っていましたその間の走行距離は12万キロくらいです。

 また当時の高級車なので高速も安定していて、高速道路の長距離移動も楽でした。実際に最長で千葉から愛媛まで行ったこともあります」

※ ※ ※

 また別の元オーナーB氏は「古き良き日本の高級車クラウンを1度体感してみたかった」と話してました。

 こうした元オーナーの話はありますが、なぜ17系クラウンの中古車市場価格は高騰するのでしょうか。

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