新車で買える!? 超“レトロ”な三菱「コルトL300」ナゼ40年以上も存在!? 尼市場で受け入れられる理由とは
三菱「コルトL300」は現行販売されているとは思えないくらい古めかしいデザインですが、事実40年以上も大きく姿を変えていないモデルです。なぜ、長きにわたり販売が続いているのでしょうか。
新車で40年以上前の三菱「2代目デリカトラック」が買える?
2023年6月27日、三菱のインドネシア法人は、三菱「コルトL300」の優位性について紹介しました。
三菱「コルトL300」は、現行販売されているとは思えないくらい古めかしいデザインですが、事実40年以上も大きく姿を変えていないモデルです。
コルトL300は、1980年代前半から、大きく姿を変えずインドネシアで展開されている小型トラック。日本では、2代目「デリカ トラック」として展開されていたクルマで、国内市場では1980年代後半には、3代目へとフルモデルチェンジしています。
そんなコルトL300は、現地で市場シェア63%を誇る人気のトラックだといい、2022年6月28日には、搭載するエンジンを環境規制対応のものにするなどした改良モデルとなる新型「コルトL300」が登場しています。
新型コルトL300のボディサイズは、全長4370mm×全幅1700mm×全高1985mm(フラットデッキ仕様)と、日本で販売されている車両で比較するとトヨタ「タウンエーストラック」ほどのサイズ感です。
エクステリアは、40年以上も前から存在するため、現行車とは思えない角張ったクラシカルなデザインです。しかし、フロントグリルのクローム加飾面積を大型化したほか、バンパーのデザインも変更されるなど、一部リフレッシュされました。また、ボディカラーはブラックしか選べません。
インテリアも、どこか懐かしさを感じるシンプルなデザインですが、スピードメーターやドアハンドル、スピーカーの位置などに変更が加えられているほか、キャブポジションが100mm高められたことで運転視界が改善されるなど、完全に当時のままというわけでもありません。
コルトL300の価格は、2億1715万ルピア(約208万円)からです。
そんなコルトL300の改良モデルの利点を、三菱のインドネシア法人はいくつか説明しています。
まずは強力なエンジンです。搭載されるエンジンは、最高出力99.25馬力・最大トルク200Nmを発揮する2.3リッター直列4気筒直噴ディーゼルターボエンジン(4N14型)。出力は、従来モデルと比較し従来モデルと比較して最大40%向上し、加速性が向上しているほか、エンジン音も静かになり燃費も良くなったといいます
次に荷台長です。荷台長は200mm長くなり2630mmを確保。これにより積載能力も8%向上するほか、ユーザー自身のカスタマイズを想定した荷台を備えない仕様も設定されます。
そして、そのメンテナンス性の高さも利点の1つだといいます。コルト L300は、長年販売されているため信頼性も高くメンテナンスが容易な商用車としても知られているといいます。
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三菱のインドネシア法人によれば、コルトL300についてインドネシア全土に300以上の整備拠点があるほか、3500以上の補修部品ネットワークを展開しており、日々、安心してクルマを活用することが可能とのこと。
アジア市場では、スズキ「イーコ」や「キャリィ」など、基本設計の古い設計のクルマも少なからず展開されており、必ずしも全く新しいクルマへと進化するのではなく、信頼性や整備性の観点から、変化の少ないクルマも求められるのかもしれません。
うーん、車内はほぼ昔のデリカトラックのままやな。
1987年頃、電気屋のバイト先の車がコレでした。
当時はコラムMTでエアコンなし、手巻きハンドル、ガソリン車でした。
キャブオーバーで尻の下が熱くなって夏場は地獄。
そしてライトがシールドビームでした。ヘッドレストが無いのが驚き。
メーターは流石に今時のメーターになってますね。