なぜ!? 車種によってバラバラな「スタートスイッチ」位置の“謎”! 明確な方針で「統一見解」を示すメーカーも

車種によって左右バラバラに配置されている印象があるプッシュ式エンジンスタートスイッチですが、近年は多くの場合左側にあることが多いようです。その理由について探ります。

基本は「ドライバーの自然な操作」を重視

 クルマのプッシュ式スタート(エンジン始動)スイッチは、ハンドルの左右どちらかの裏側付近にあることが多いですが、なかにはナビ画面のすぐ横にあったりと、メーカーや車種によって位置がまちまちです。
 
 スタートスイッチの位置が統一される動きはあるのでしょうか。

プッシュ式スタートスイッチが普及した近年は、ステアリング左にボタンを配置するのが一般的となりました[写真はトヨタ「クラウンクロスオーバー」の例]
プッシュ式スタートスイッチが普及した近年は、ステアリング左にボタンを配置するのが一般的となりました[写真はトヨタ「クラウンクロスオーバー」の例]

 ハンドル右の裏側にあるキーシリンダーにキーを差し、右手でひねってエンジンをかけていたかつての頃とは違い、昨今のクルマの多くがスタートスイッチのボタンを押すことでクルマを始動させます。

 これはスマートキーの普及によるもので、微弱電波を放つキーを持ってさえいればクルマを始動させることができるため、大変便利になりました。

 カギをひねる必要もないことから、力の弱い人でも簡単にクルマを始動させることができます。

 スタートスイッチの位置は、普及初期にはかつてのキーの位置に合わせ右に配置されることが多かったようですが、現在多くの新型車で「ハンドルに向かって左側」が主流となっています。

 左側に配置している理由について、以前に取材した日産の内装設計エンジニアは、次のように話します。

「クルマに乗り込み、左手でスタートスイッチを押してエンジンをかけたあと、左手でシフトレバーを操作してドライブレンジに入れ、(必要ならば)サイドブレーキを解除します。

 この全ての操作を、左手のみでスムーズにできるようにすることで、発進までの時間短縮とストレス軽減をするよう設計されています」

 日産以外のメーカーについても同様のようで、スタートスイッチは現在、左側へレイアウトするのがトレンドのようです。

【画像】まさかの「指紋認証」まで!? 斬新スマートキー搭載の最新「ランクル」を写真で見る(35枚)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

1件のコメント

  1. 社用車は現行のカローラツーリングと先代プリウスの50系。
    リースなので、同じ世代です。
    同じメーカーですよね?
    どちらかは、トヨタ以外が開発しましたか?
    使いにくい。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー