えっ… 実は違う警察官? 交通機動隊と高速隊の違いってナニ? よく見ると異なる部分とは
似ている服装だが…具体的にはどこが違う?
まず異なる点として、交通機動隊の隊員のみがバイクライダー用のエアバッグとグローブを着用していることが挙げられます。
交通機動隊は白バイで活動するため、万が一転倒した際にケガを防止・軽減させるこのような装備が必要といえるでしょう。
また白バイのエアバッグは夜光反射材の役割も兼ねています。

次に、着用しているヘルメットにも違いがあります。高速隊が着用しているヘルメットは白色に警察の紋章が付いた一般的な形のヘルメットですが、交通機動隊のヘルメットはジェットヘルメットと呼ばれる、顔の側面などをカバーできるタイプのものです。
加えて、交通機動隊のヘルメットには交通違反車両や周囲のクルマ・歩行者に注意を呼び掛ける際に使用するマイクのほか、映像を記録するドライブレコーダーが設置されています。
こちらも白バイで取り締まりをおこなう交通機動隊ならではと言えるでしょう。
そのほか、近づいて見ないと分からないものの、制服の左腕に付いているワッペンのデザインも異なります。
新潟県警のケースでは、交通機動隊のワッペンは警察の紋章のほか、鳥の羽のイラストに「NIIGATA」と記載されているのに対し、高速隊のワッペンには「EXPRESS WAY NIIGATA」と記載されています。
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交通機動隊と高速隊は混同されやすいですが、活動する場所や業務内容、装備品などに違いがあります。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。

































