横浜ゴムの「ADVAN V03」がトヨタ新型「アルファード」「ヴェルファイア」の新車装着タイヤに採用

横浜ゴムは、トヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」の新車装着用タイヤとして、「ADVAN V03」の納入を開始したと発表しました。

「アルファード」「ヴェルファイア」の新車装着用タイヤとして「ADVAN V03」の納入を開始

 横浜ゴムは2023年6月26日、トヨタ自動車が2023年6月に発売を開始した新型ラグジュアリーミニバン「アルファード」「ヴェルファイア」の新車装着(OE)用タイヤとして、「ADVAN V03(アドバン・ブイゼロスリー)」の納入を開始したと発表しました。「アルファード」の装着サイズは225/65R17 102Hと225/60R18 100H、「ヴェルファイア」の装着サイズは225/65R17 102Hです。

「アルファード」「ヴェルファイア」の新車装着用タイヤとして採用された「ADVAN V03(アドバン・ブイゼロスリー)」
「アルファード」「ヴェルファイア」の新車装着用タイヤとして採用された「ADVAN V03(アドバン・ブイゼロスリー)」

「ADVAN V03」は、横浜ゴムのグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」シリーズのハイパフォーマンスタイヤです。今回装着されたタイヤの開発では、パターン、プロファイル、タイヤ構造に対し車両特性に合わせた専用のチューニングを施すとともに、横浜ゴム独自のAI利活用フレームワーク「HAICoLab(ハイコラボ)」による進化計算(遺伝的アルゴリズム)により導き出した最適なピッチ配列を採用することで、「アルファード」「ヴェルファイア」にふさわしい高い操縦安定性と快適な乗り心地、静粛性を実現。さらに軽量化設計により、転がり抵抗を低減したといいます。

「HAICoLab」は「Humans and AI collaborate for digital innovation」をもとにした造語で、横浜ゴムは「人間特有のひらめき」や「発想力」と「AIが得意とする膨大なデータ処理能力との協奏」によって新たな発見を促し、デジタル革新を目指すとしており、「ADVAN V03」においても現実データとシミュレーションにより生成、収集した仮想データを用いたAIによる予測や分析、探索を行い、開発に活用したとのことです。

 横浜ゴムは、2021年度から2023年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2023」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン)のタイヤ消費財事業において、高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、そして「ウインタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げ、「ADVAN」および「GEOLANDAR」の新車装着拡大に取り組むとしています。

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