窓ガラスの謎「▲マーク」なぜ存在? 小さな三角の意味とは
クルマのフロントガラスに小さな「▲マーク」が備わっている場合があります。ドライバーの目線に入る謎マークは何ためにあるのでしょうか。
フロントガラスにある「▲マーク」とは
クルマのフロントガラスには、運転をサポートする小さな工夫が施されています。
そのひとつに「▲マーク」というものがありますが、どのような意味があるのでしょうか。
フロントガラスの▲マークと言えば、ホンダ車に採用される小さな印が有名です。
このマークは、フロントガラスの左右かつ運転手の目の高さよりも少し上に配置されています。
この三角マークは運転手の視線の動きを矯正することで、車幅感覚を掴みやすくなると言います。
現在、販売されているほとんどのホンダ車には採用されているといい、不要な視線移動が抑えられることで疲労軽減にも繋がるようです。
同じくフロントガラスに小さな▲マークが付いているのがレクサスです。
ただし、ホンダのように幅広く採用されている訳ではなく、「初代NX」「ES」などには▲マークがフロントガラスの中央下部に付与されています。
レクサスの▲マークは、ホンダと付いている場所や個数など異なり、視線移動を抑えることが目的ではないようです。
実際に運転してみると体感出来ますが、走行時に路面左側に書かれた線と▲マークを合わせると車線内の中央付近を走ることが出来ます。
また▲マークがないその他のクルマでもダッシュボードの中央に突起物が付いていることがありますが、これもレクサスの▲マーク同様に車線内の位置感覚の目安となるものです。
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運転手の疲労軽減に関しては、様々な先進機能に注目されがちです。
しかし前出のホンダやレクサスの▲マーク(ダッシュボードの突起物)、Aピラーの三角窓、ダッシュボードの水平化など物理的な工夫が施されています。
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