給油時「謎のシュー」は何の音? 暑い日に給油口から聞こえる音の正体とは
夏の暑い日に給油する際、給油口から「シュー」という音が聞こえることがあります。この音にはどのような意味があるのでしょうか。
軽自動車に「軽油」 なぜ起こる? 燃料間違えた場合の対応は?
セルフ式ガソリンスタンドでのトラブルでまず挙げられるのが「燃料の入れ間違い」です。
JAFによれば、2022年10月1日から31日の1カ月間で出動した「燃料の入れ間違い」による救援(105件)のうち、ガソリン車に軽油を給油してしまったケースは57件、ディーゼル車にガソリンを給油してしまった件数は39件と明らかにしています。
さらにこれらの要因としては、「レンタカーを借りて普段の車両と違ったため」、「軽自動車なので軽油を入れた」などの理由が挙げられており、ドライバーの認識不足がトラブルに繋がっていることが見受けられました。
燃料はクルマによって指定されています。油種に関しては車検証や取扱説明書、最近では給油蓋などに記載されているため、そこで確認出来ます。

なおもし燃料を入れ間違えてしまった場合、クルマにより対応が異なります。
例えば「ガソリン車に軽油を入れた場合」では、はじめの症状としてエンジン出力が下がり加速が鈍くなります。
その後、走り続けて供給される燃料が100%軽油だけになると黒い排気ガスが出てやがてエンジンが停止。
一方で「ディーゼル車にガソリンを入れた場合」は、最初のうちエンジンはかかるものの、すぐにパワーがでなくなります。
その後エンジン音は高くアイドリングも不安定となり、排気ガスは白煙に。この状況になると噴射ノズルや燃料ポンプの交換が必要になる場合があります。
なお、燃料を入れ間違えてもエンジン始動前に正しい燃料を入れ替えれば大きな問題とはならないため、すぐにガソリンスタンドのスタッフに声を掛けるなどする他、同時にロードサービスなどに救援を依頼することが推奨されます。
前出のスタッフは「もし自分のクルマの燃料が分からない場合はそのまま給油を続けずに必ずスタッフにご相談ください」と話しています。
Writer: くるまのニュース編集部
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