ホンダが新型「オデッセイ」発表! 「4人乗り」高級ミニバン刷新! 中国で発売へ
2023年6月20日、ホンダの中国合弁会社「広汽本田汽車」は、ホンダ「オデッセイ」の新たな2024年型を発表、発売しました。どのようなクルマなのでしょうか。
4座仕様もある! 新型オデッセイ登場
2023年6月20日、ホンダの中国合弁会社「広汽本田汽車」(広東省広州市/以下、広汽ホンダ)は、ホンダ「オデッセイ」の新たな2024年型を発表、発売しました。
オデッセイは、1994年に「クリエイティブ・ムーバーシリーズ」の第1弾として初代モデルが登場。2013年には、現行型となる5代目が登場しています。
現行型は、2020年11月6日に実施された大規模なマイナーチェンジの後も販売好調を維持していましたが、2021年に日本の生産拠点統廃合にともない国内での販売終了が発表され、その長い歴史に幕を下ろしていました。
しかし2023年4月7日には約2年ぶりの国内復活が宣言され、同年冬に販売が再開される予定です。
なお国内導入を再開するオデッセイは、引き続き生産・販売が継続されている中国から輸入される模様で、新ラインナップとして「ブラックエディション」が追加されることが明らかにされています。
そんななか、今回広汽ホンダが発表した新型オデッセイ 2024年モデルは、中国における最新の排出ガス基準「国6b」を満たすほか、スマートフォンで様々な車両の操作が可能となるリモートコントロールモバイルAPPや、オートヘッドライト、エアコン遠隔操作、音声認識、前後LEDヘッドライト、シーケンシャルウインカー、運転席側電動スライドドアなど10を超える機能が追加されています。
さらに「シャープロイヤルエディション」と「シャープエクストリームエディション」には、新たな「ブラックエディション マジックナイトキット」を用意しています。
ブラックエディション マジックナイトキットでは、マットベルリンブラックのフロントグリルとブラッククロームメッキのトリムが、車両の前面をよりインパクトあるフロントフェイスとするほか、マットベルリンブラックのホイール、ブラックのドアミラー、リアテールライトが車体全体の形状を強調しています。またテールゲートにブラック エディション専用ロゴがあしらわれています。
インテリアでも、ピアノブラックのステアリングホイール、つや消し木目調のパネルなど、車内に座ると随所に強い個性が感じられる仕様となっています。
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2024年型オデッセイは、これまで通りクラス最小の126mmの低床設計で、足の不自由な高齢者や幼児でも楽に乗り降りができるようになっています。
また、クラス最高のダブルクロススーパーロングガイドレールの採用により、シートが4方向に可動し、スペースをフレキシブルに変更できます。
さらに、オデッセイの3列目シートは後方にフリップダウン可能で、自然の景色を快適に楽しみながらキャンプの楽しさを倍増させる、「アウトドアソファ」を実現しています。
日本では、設定されない後部座席が豪華な仕様となっている4名乗車の「Rui・ロイヤルフォーシーターエディション」も設定されています。
価格は、23万5800元(約463万円)から43万9800元(約865万円)までです。
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今回、広汽ホンダは、2024年型オデッセイの発表とともに、広汽ホンダの増城工場で生産されるオデッセイが日本に正式に輸出されることも明言しています。ホンダが中国から新車の4輪車を輸出し日本市場で販売するのは、これが初めてとのことです。
このことについて広汽ホンダはリリース内で、以下のように表現しています。
「2024年型オデッセイの世界的な高品質さを証明するだけでなく、“広東省品質製造”の国際的リーダーシップを反映しています」
前述の通り、日本でも先行予約の受付を2023年秋に開始し、同冬に発売される新たなオデッセイ。
一足先に中国に投入されることになりますが、国内に導入される予定のブラックエディションが、今回中国で発表されたブラックエディション マジックナイトキットと同等の内容となるのか、注目されます。
ホンダセンシングのカメラが最新版になってるな!
という事は日本仕様も変わるか?